80ばあちゃんの戯言(2)

聞いてほしくて(つづき)

私の人生(24)

2016-11-01 17:39:16 | 最近の出来事
私の小学校は海の近くにありましたので、横浜小学校の

夏休みの臨海学校となっていました。

四年生の時、私達杉田小学校の生徒達も希望すれば、

横浜小学校の生徒さんと一緒に夏休みを過ごすことが

出来ることになりましたが、費用が結構高かったようで、

私のクラスでは女生徒三人だけが加わりました。

三人ともM先生という45,6才の女の先生のクラスに

入れられました。

横浜小学校のM先生のクラス(女子ばかり)生徒十数人

と私達で、二十人に満たない小人数のクラスでしたが、

皆さんとは直ぐにお友達になれましたが、最初の日、

M先生が、

”それでは、まずこの学校のお便所を知っておきましょう”

と言われ、先生を先頭に校内を歩いてお手洗いに向いまし

た。



当時、同じ横浜市立の小学校でありながら、横浜小学校は、

建物はコンクリート、お便所は水洗だったそうですが、私

の学校は、まだ全部が木造建築で、お手洗いも水洗は一つ

もなく便器の下は落ちたら大変という(?)有様で、勿論

臭いも水洗便所とは違いましたけれども、其れでも、私達

が毎日一生懸命お掃除していたところだったのですが、

M先生は、一足踏み入れるなり、この学校のお便所は汚い

から、と、さも軽蔑したように言われたのです。



私は内心とても腹がたちました。

一生懸命綺麗にしようとお掃除してきたのに、私達の学校

を借りながら私達の目の前で言っていい事かと、子供心に

思いました。M 先生の心ない言い方に、こんな先生に

習っている子供達はかわいそうだとさえ思ったものです。