80ばあちゃんの戯言(2)

聞いてほしくて(つづき)

至福のとき

2016-11-13 20:23:47 | 最近の出来事
昨日、今年二回目の元4歳児だった幼稚園児の

クラス会に招いていただき、おいしいイタリアン

のお料理をご馳走になり、優しい優しい人たちに

囲まれて本当に素敵な一日を、過ごさせて頂いた

のである。



今年の秋は天候も不順で、老人にとっては、あまり

過ごしやすいときではなかった上、いろいろと周囲

の友達が、体調を崩し、辛いことが重なってきてい

て、自分自身の心の健康をどう保ったらいいのかと

思って、毎日暮らしてきたのだが、今朝起きてみたら、

体が軽く、そのストレスが90%ぐらいはなくなって

いた。勿論、後の10%は私の年齢のせいである。



85歳と86歳では、たった一歳の違いではあるのだが、

この一年の違いは大きくて、どうも私だけではない

ような話も聞いている。



こんな私のために、みんなが実に優しすぎるくらいに気

を使ってくれているのだ。

先日も何時も出席してくれて居るだけでなく、事実上の

幹事さんのお一人だと私は思っているのだが、その方から、

クラス会の当日、運転の技能か何かのコンテストにご主人

が出場されるので、その応援に行かなければならないので、

クラス会に出られないと、わざわざお断りの電話をいただ

いていたのである。

いろいろと健康その他にも気を使ってくれていて、本当に

有難くて、心の中で手を合わせていたのですけれど・・・。


幹事さんは何時も前もって何度か電話してくれている。

奥様も本当に気持ちのいい方で、いろいろとご面倒をお掛

けしていても、ちゃんと対応してくれて有難い存在なのだ。

また、お母様にもお手つくりのとってもとっても可愛いと

言うか、日本の伝統の柄の縮緬を丁寧にはぎ合わせた美しい

お手玉の数々を送って頂いた。脳のためにお手玉をすること

が非常にいいというので、ベッドの頭の上に何時も飾らせ

て頂いて、ちょっと時間が出来た時に手にとって、まず、

その美しさに見とれ、幸せ感に浸り、それからお手玉3個と

か2個で練習する。

昔はそれ以上の数でも出来たのに、今は二個でさえも中々

長く続けられなくなってしまっているが、有難い贈り物だ

と感謝感謝なのである。

この前もチューブ入りの痛み止めのお薬をいただいて、夜

寝るときに足の親指の根元が腫れて赤くなって痛いので、つけ

て寝てみたら、翌朝赤みが取れて痛みがなくなっていて、びっ

くりした。昼間は痛いことがあっても我慢できるので、夜中に

就寝後一時間ぐらいの時に足の膝下がとても痛くなって目が覚

めたりするので、夜お風呂に入った後、大事に無駄にしない

ように摺りこんでいる。安心して寝られるのがとても有難いの

だ。



実はこの秋はみんなで三島へ来ないかと三島に住んでいるT子

さんからお誘いを受けていて、一泊どまりでどうかということ

だったが、ちょっと私は自信がないから、あなた達だけで行って

とお願いしたら、高校生時代ラグビーで新聞の紙面を飾っていた

藤沢に住むT君が車でお迎えに行くから大丈夫だと言ってくれて

いたのだが、まだ現役で月曜日にはお仕事なのに、そこまで迷惑

掛けられないから、あなた達だけでといったら、それでは、先生

の家の近くのセンター南にしようと、でも、静岡、埼玉、東京、

藤沢、茅ヶ崎と遠くから来てくれるのに、センター南では乗り換

えがもう一つ増えてしまうので、横浜まで、私は無料パスでいけ

るしと言うことで横浜に落ち着いたが、幹事さんと、三島の

T子さんが、高島屋さんまで出迎えてくれて、会場のレストランへ

連れて行ってくれた。勿論荷物を持ってくれたりゆっくり歩いてく

れたり、感激。T子さんは本当に気が付く人だけれど、子供の頃は

よく幼稚園をお休みしするので、運動会などのお遊戯を覚えられな

いのではないかと何時も私は気にしていたが、それが、何日休んで

も、出てきた時には、お遊戯が上手に出来るので、本当に天才では

ないかといつも思っていたくらい、不思議なお嬢さんだった。


前回、フラメンコをやっているという美人さんのお二人が二週間ぐ

らいの差で催しに出るということで、写真を専門に学んだTさんが

写真を撮るという話があって、幹事君と三島のT子さんと写真を撮る

つもりだった人と三人が行ってくれたそうだが、結局写真の撮影許可

は出なかったとか、デモとてもきれいだったそうで、その話で随分と

盛り上がっていた。私も行きたかったけれど、この年だと、急にどこ

か悪くなったりすることもありうるので、片方だけいけて、もう一方

へいけなくなったりすることもありうると思って、両方行かないこと

にしてしまったのだが、残念でならない。そういえば、幹事君はピア

ノを奥様に内緒で勉強していていつか驚かそうということだったらし

いが、今は凄い腕前になられて、演奏会に出ることもあるそうで、さ

ぞ優しい音を聞かせていることだろうと思っていて、私も一度聞かせ

てもらいたい思いに駆られている。



デパート関係のお勤めで、土日は出られないと、わざわざ会場に挨拶

のために出て来てくれた方もあり、親御さんの転勤その他で引越され

た方も数人、また、若くして亡くなられた方もお二人、そういえば、

親御さんの故郷茨城に戻られるとき、僕は料理が好きだから、いつか

帝国ホテルのシェフになると言う夢を語ってくれたT君はどうしている

かしら・・・・。



今つくづく思うのは、何時までも、こんな優しい人たちが心安らかに

暮らせる世の中であって欲しいということである。 

昔戦争の時には国の歳費の90%が戦費であったこともあり、もし、

これから、日本の軍事力を示して外国に脅威を持たせようというならば、

大事な将来をになう子供達のための保育や教育の費用はおろか、老人の

年金も出ないことになると思っている。

世界中の人々が、心から平和を願い、無益な殺生を行わないという強い

覚悟で望まなければ、地球自体の温暖化は進む一方であることを私は

心配しているのです。