[政治]中国艦が初めて日本列島一周 沖縄-宮古を5隻通過 防衛省 中国の活動拡大を警戒(2013.7.25 22:59)
防衛省統合幕僚監部は25日、中国海軍のミサイル駆逐艦やフリゲート艦など艦艇5隻が同日午後7時ごろ、沖縄本島と宮古島の間の海域を通過したのを確認したと発表した。5隻は今月3日に対馬海峡を北上、14日には北海道の宗谷海峡を通過した艦艇で、中国艦として初めて日本列島を一周したことになる。
24日には、中国軍用機が沖縄本島と宮古島の公海上空を通過し太平洋まで往復飛行しており、防衛省は中国の活動拡大に警戒を強めている。防衛省によると、5隻は18日には小笠原諸島・聟島の西約270キロで、艦艇を一列に並ばせ航行する訓練を実施。20日には沖ノ鳥島の北約400キロで5隻に含まれる補給艦を使い洋上補給した。宗谷海峡通過の前には、ロシアとの合同演習にも参加。平成20年10月に駆逐艦など4隻が、津軽海峡を通過し日本列島を周回するように航行したケースがある。5隻が25日に航行した沖縄本島と宮古島間の海域は、公海のため国際法上の問題はない。