北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は今年の方針に「戦術核の大量生産」を掲げた。それも「幾何級数的」に増産するという。昨年末の党中央委員会拡大総会で明らかにしたもので、韓国を「明白な敵」と糾弾した上、日米韓を「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」と呼んで圧倒的な核戦力での対抗を宣言、「核保有国」としての立場を誇示した。北朝鮮は、ウランの世界的埋蔵量で知られ、ウラン濃縮能力を増強すれば量産は十分に可能だ。現在の保有核弾頭数は15~60個とされるが、「300個を目指している」との予測もある。
北朝鮮、核弾頭をいくつ保有?
北朝鮮は埋蔵量約2600万トンとされる世界有数のウラン大国で、潜在的に濃縮ウラン型核弾頭の増産能力を持っている。また、寧辺(ニョンビョン)の原子炉を再開させている可能性が高く、使用済み核燃料を再処理しプルトニウム型の核弾頭を製造することもできる。 産経新聞