横浜市戸塚区の郵便局で昨年5月、配達員が業務中に飲酒し酩酊状態で運転していた問題で、日本郵便が神奈川県警へ通報したのは発生から11日後だったことが18日分かった。日本郵便は「社内調査を優先した結果」だと説明。適切な対応ではなかったとして「今後は事実関係を調査中であっても一報するよう対応していきたい」とコメントした。
この事案は戸塚郵便局で昨年5月11日に発生。配達員は勤務日の午前2時ごろまで飲酒し、午前9時50分ごろから軽自動車で配達を始めた。車中で飲酒し、郵便局に戻った際にアルコール臭に気づいた担当者が検知器で測定し、酩酊状態と判断した。
同局ではこの日、乗務前後に配達員への酒気帯びの有無を確認する法定の点呼業務を実施していなかった。飲酒事案の発生を受け、日本郵便は点呼の徹底を求める通知を全国の郵便局に出した。
産経新聞