コンゴで謎の病気70人死亡 患者500人超、約半数が5歳未満 究明難航、マラリア説も
アフリカのコンゴ(旧ザイール)南西部でインフルエンザに似た原因不明の病気が広がり、究明が難航している。発熱や頭痛を伴い、9日時点で疑い例を含め70人超が死亡。地元保健当局は12日、マラリアの陽性反応が一部の検体で確認されたが、保存状態が悪く確定に至っていないと説明した。世界保健機関(WHO)などと調査を急いでいる。
アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)などによると、患者は500人を超え、5歳未満の子供が約半数を占めるという。
現場のクワンゴ州パンジは検査施設がある首都キンシャサの南東約450キロに位置する。約10検体からマラリアの陽性反応が出たが、道路状況が劣悪で検体の入手が遅れ、有効な検査ができなかったという。
WHOは8日、周辺がマラリアの流行地域だとする一方、他の病気が関連している可能性も指摘した。国をまたぐ地域レベルでの拡大リスクは現時点で低いとしている。(共同)
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