りょうちゃん、だんだんと、見た目も心の中もお兄ちゃんぽくなってきた。
土曜日、スイミングの後に友だちと遊んでたら、激突して転んだそうで、まあまあ広範囲にすり傷を作ってきた。
それから、今度は夕方に公園に迎えに行ったら、怒った顔をして私の方に歩いてきたので、どうしたの? と聞いたら、
「ドッジボールをしてて、オレはボールに当たってないのに、○○が当たったって言う。当たってないって言っても、何度も言ってくる」
と言って泣き出した。
その後も少しメソメソしてだけど、ジイジの家に着く頃には泣き止んで、家に入る時には、口元に人差し指を立てて
「しーっ🤫」
と言うので、ああ、内緒にしたいんだなと思った。前だったら、見えないくらい小さな傷でも、みんなに、
「りょうちゃんケガした。ほら、ここにも、ここにも」
なんて教えて回ってたのに。でも今は、カッコつけたい気持ちがあるのかな?
ただ、ドッジボールで当たったと言われたのはよほど悔しかったみたいで、夜、宿題をするように言ったら、
「なんで勉強しなくちゃいけないの?」
「なんで働かないといけないの?」
とか言い出して、その後にまた、
「オレ、ボール当たってないのに」
と泣き出し、前に他の友達にされて嫌だったこともついでに思い出して、ひとしきりないた。
泣きながらあれこれ語ること、なんと2時間。もう宿題をやってる時間もなくなったので、「今日はもういいから、寝ちゃおう。明日、がんばろうね」と言って、そのまま寝ることにした。
正直、ママも疲れたけど、色々溜まってるんだなぁと思って、「そうか、それは嫌だったね」「なんでそんなことするんだろうね」と、ひたすら聞き役に徹した。幼稚園頃なら、何かあればすぐにみんなに話してだけど、3年生にもなると、普段は言わずに我慢してることも色々あるんだろうなぁ。友だち関係も、難しくなってくる頃だもんね。
かと思うと、昨日は国語の授業の話で、こんなことがあった。「もっと知りたい、友だちのこと」という単元は、自分のことを友だちに伝えるのと、友だちに色々質問して友だちのことを知るという内容なんだけど、
「オレ、同じ班の人に、ピーくんのことを色々喋ったぜ」
と、意気揚々とした感じで話してくれた。普段、授業のことはあまり話したがらないんだけど、私に言ってきたということは、うまく話せたんだろうね。
つまり、いいことや、楽しかったことは、自分から話してくれるけど、嫌なことなどは、きっかけがなければ話せない(話さない)可能性があるっていうことだ。思い出したくないとか、話の糸口がつかめないとか、単に言いたくないとか、理由は色々あるんだろうけど。
りょうちゃんは、いつもすごく楽しそうにしてるけど、楽しいだけなはずはないんだよね。
ちなみに、土曜日にドッジボールで揉めた友だちとは、日曜日に楽しく遊んでいたので、もう大丈夫そう。
良かった良かった😄✨