心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

待ち遠しい 柴崎友香著

2022年03月23日 14時57分02秒 | 小説
「待ち遠しい」
先週読んだ柴崎 友香さん著の小説です。
2019年発表ということで、
結構最近の作品です。

主人公は独身の40歳前後の女性。
ふくたまも同じような年齢で
独身ということもありかなり
感情移入できました。
独身が周りから受ける軽いプレッシャーとか(笑)

主人公が安易に恋愛に走ることなく、
周りと交友を深めていく人物像がとても
魅力的に映りました。
周囲の人間が繰り広げる、ちょっとした
ドタバタ劇が面白く、ライトな感じで
気楽に読み進めることができました。

柴崎 友香さんの作品は
「待ち遠しい」「寝ても覚めても」「春の庭」
の3つを読みました。
ふくたま的にはコメディ好きであれば
この「待ち遠しい」が一番のおすすめです。

寝ても覚めても 柴崎友香著

2022年03月23日 14時38分28秒 | 小説
「寝ても覚めても」
柴崎 友香さん著の小説を読みました。
ジャンルは純粋な恋愛小説(かな?)。
約250ページに渡る作品でかなり
読みごたえがありました。

終始淡々とした文章は柴崎さんの
作風みたいですね。
芥川賞を受賞した「春の庭」や、
「待ち遠しい」を書かれた同じ作家さん
であることが分かります。(当然か 笑)

「寝ても覚めても」は2010年、
「春の庭」は2014年、
「待ち遠しい」は2019年初版。
この中で「寝ても覚めても」は一番初期にあたり、
文章や物語の展開からも、「春の庭」、
「待ち遠しい」よりも粗削りな印象を強く受けました。

最後まで読んでも、主人公の女性の特徴や性格が
いまいちつかめませんでした。
うーん、何とも言えない難しい小説でした。