心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

リーダー

2011年10月19日 12時35分44秒 | お仕事
今日は代休をいただき、お家でまったりしています。

短いようで長かった、長いようで短かったこのプロジェクト、それも終わりに近づいています。

プロジェクトが一区切りついたら、このプロジェクトの振り返りを本格的にやろうと思っています。

その中で、リーダーというポジションをやるにあたって何が大事なのかを最近よく考えることがあります。

初めてリーダーを経験した名古屋では、結果、周りからの評価共に散々なものでした。

はっきりと言われたわけではありませんが、所属長からはクビめいた宣告を受けたことがありました。

名古屋時代も今と同じように自分の限界を超え、もうこれ以上できない!っていうぐらい
頑張っていたし、努力もしていたんですよ。
今の東京でもそれは同じ。

しかし、結果はあきれるくらい180度正反対に…。

リーダーとして求められる能力は?

まずはリーダーシップという言葉が思い浮かびます。統率力という言葉に置き換えても
いいかもしれません。
リーダーはメンバーをまとめ、引っ張っていかなければなりませんからね。

次はコミュニケーション力。
お客さん、メンバー誰とでも良好な人間関係を作り上げるにあたって、コミュニケーションは
必要不可欠です。

折衝力。自社に有利になるよう、お客さんと交渉していかねばなりません。

判断力。リーダーは常に判断をし、適切な指示をメンバーに出していく必要があります。


どれも必要ではありますが、なければリーダーをやっちゃダメなのか?と言われると
そうではないような気がします。


名古屋時代と、東京時代の違いは…。


名古屋時代は初めから諦めモード、こんなの成功させるなんて無理だよ、
失敗しても自分の責任ではない、という思いで常に仕事をしていたような気がします。

対して今は、何が何でもプロジェクトを成功させる、失敗すればいかなる理由があれ、
責任は全て自分にある、そんな思いで常に仕事をしています。

そう考えていくと、違いは「覚悟」なのかなと思えてきます。

何がなんでもプロジェクトを成功させるんだ!!という「覚悟」。
失敗したらいかなる理由があれ、他人のせいにせず、自分自身が責任を負うんだという「覚悟」。

この二つの意味を持つ「覚悟」がリーダーをやる上で最も必要なものであると、名古屋時代、
東京時代を比較していくと見えてきます。

リーダーシップ、統率力、コミュニケーション力、折衝力、判断力
どれも重要な要素(能力)であることは間違いありません。

でも、それらはあくまで付加的な要素であって、あればなおよしといったものだと思います。

リーダーをやる上で一番問われるのは「覚悟」。

これがないと土壇場、厳しい状況に置かれたときに弱いのです。
どんなに能力があったとしても。

「覚悟」がない人間はリーダーをやるべきではないと思います。
それがなければ、どんなに能力があるリーダーでも、周りを不幸にしてしまいます。

ただ初めてリーダーを経験する人にそれは望みすぎだと思います。
「覚悟」の重要性は一度リーダーを経験しないと身を持って分からないと思うので。

逆にいうと、「覚悟」さえあれば、どんな人間であってもリーダーをやっていいと思います。

自ら手を上げリーダーをやりたい!
リーダーをやって名を上げたい!と意志表明する人間は、私の周りには皆無です。

リーダーをやりたくないとい言う人に、「なぜリーダーをやりたくないのか?」と聞くと
「自分には統率力がない」、「コミュニケーション力がない」、「交渉が下手だから」といった
自身の『能力不足』を理由にする答えが必ずと言っていいほど返ってきます。

リーダーシップがなければリーダーをやっちゃいけないのか?

周りと上手くコミュニケーションがとれないとリーダーをやっちゃいけないのか?

交渉力がないとリーダーをやっちゃいけないのか?

答えはNOです。

リーダーに必要な条件、そして唯一の条件、それは

「覚悟」

これさえあれば、リーダーをやっていいと私は考えますし、その考えは絶対に間違ってないと
思います。

なにも、リーダーシップ、統率力、コミュニケーション力、折衝力、判断力
これらの能力がどうでもいいと言っているわけではありません。

揺るぎない「覚悟」を持ってリーダーを続けている人にのみ、それらはおのずと身に付いて
いくものだと思います。

よく、「この人はリーダー向きの性格だ」とかいう言葉を聞くことがあります。

私は「リーダー向きの性格」なんてものはないと考えます。

そんな周りの決めつけ、自分自身の思い込み、それで二の足を踏む人がいます。

その固定観念を持つことは決して得にはなりません。

とにかく惜しいのは、性格が消極的だからといった理由でリーダーをやりたがらない
周りの人達です。

もちろん本当にやりたくない人はやる必要はないです。

でも、やりたいけど自分の能力では無理…、なんて思っている人は本当にもったいないと
思うのです。

リーダーなんかやったもん勝ちです。

一度やってみて、苦しい思いをしなければ、私が出したような答えにはたどり着けないはずです。

だから、周りの人からもっと「リーダーをやりたい!」、「リーダーをやって目立ちたい!」と
いった声が聞けるようになりたいし、今はそうなるよう周りに接しています。

私は以前このブログで
「リーダーとメンバーとの間に、偉い、偉くないという差はない。
 あるのは役割の違いだけ」
と書いたことがありました。

それは間違っていませんが、リーダーはメンバーより、より高い目線であることが
必要です。

リーダーを経験しなければ見れない景色というのがそこには存在します。

一人でも多くの人達がリーダーを経験し、その素晴らしい景色を望む人達には見てもらいたい。

そんな思いで今回は「リーダーに必要なものは?」ということを書いてみました。

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