チュニス中心部に戻ってきました。
チュニス・マリン駅からまっすぐハビブ・ブルギバ通りを歩いていると
いつの間にか通りの名前はフランス通りと変わり、
見えてきたのはフランス門。
この先は世界遺産にも登録されているチュニスのメディナ(旧市街)。
昔はぐるっと城壁で囲まれていましたが、現在はところどころに
門を残すのみです。
門をくぐるといくつもの細い道が延びていてまるで迷路のようです。
立ち止まるとお店の人にすぐにつかまるので、
なかなかのんびり見させてもらえません
気になるものはあるものの、買い物は荷物になるので
最後のマラケシュでと決めているんですよね~。
買う気もないのに値段交渉をするのは失礼とガイドブックに書いてあったため
値段も聞けず…
どうせ最初に言われる値段はかなり高めの値段だろうし。
いか焼き…って
売り物ですか?
グランドモスク。
チュニジアで二番目に古いモスク。
一番古いモスクはカイロアンのグランドモスクです。
この正面の階段のあたりにいたおじさんに、
「そっちからあがるとナイスビューだよ」と言われ、
「ふ~ん」と上がると、そこはモスクの階段でムスリム以外は入れず。
「違う違う。あっち」と言われるも上がれるようなところはなくて。
あっちってどっちだ??っとうろうろしてたら、
結局おじさんがこっちこっちと案内し始めちゃって、
右へ左へ細い道を何度も曲がりすごく複雑な道なんですよ。
あ、これヤバイな~と気づき始めたあたりで、出ましたよ。
1階が絨毯屋の建物。
「この上この上」と上がっていきます。
お~
ほんとにナイスビュー!
グランドモスクのミナレットがキレイに見られます。
おじさんに高額なチップを請求されないうちに退散しなきゃと
急いでテキトーに写真を数枚撮って帰ろうとすると、
おじさんに立ち位置はここだと指摘されて。
アーチの中にミナレットを入れるのがポイントなのだとか。
はいはい。
ありがとう。
さようなら。
おじさん「みんなお金をここに置いていく」と。
出た出た。
やっぱりね。
「20D(約1230円)」…って。
いやいや。
それは高すぎるでしょう。
2D(約120円)にさせていただきました。
別にしつこく請求されることはなかったので
それほど悪い人ではなかったみたいですね。
そして予想通り階下では絨毯屋がワラワラと絨毯を広げ始めましたが
急いでいるからごめんなさいよ~と足早に店を出ました。
店を出ても自分がどこにいるのかわからず、
帰り道はすっかり迷っちゃいましたよ
人も店も少ない道に入っちゃって困っていると、
その様子に気づいた一人のおじさんが
「グランドモスクはあっちだよ」と教えてくれました。
勝手に案内してチップを請求するというのは当たり前にあることで、
写真を撮ったりして満足したら多少渡せば良いと
ガイドブックにも書いてありました。
なんとかグランドモスクに戻って、メディナ散策のやり直し。
メディナにはいくつかのメインとなる通りがあり、
それさえ覚えれば大丈夫なんですけど。
横道に入ったりするともうアウトです。
迷います。
ランプが素敵でしたね~
でも持って帰るのは大変かぁ。。。
メディナの人ごみではスリには要注意です
バッグは体の前でしっかりつかんでおきましょう!
メディナを出てカフェで休憩~
何味かよくわからないフレッシュジュース 4D(約245円)
このカフェはセルフ式だったからなのか女性客も多くて入りやすかったです。
他のカフェはやっぱり男性ばかりです。
カップルや女性同士もいるにはいるんですが、
女性一人客はまず見かけませんでした。
チュニス大聖堂。
メディナからすぐ。
イスラム教のチュニジアではめずらしいカトリック教会。
フランス植民地時代に建てられたそうです。
Hotel Tiba(ホテル・ティバ)
ハビブ・ブルギバ通りから1本入ったところにあり、立地はいいです。
まだ新しいビジネスホテルといったところ。
フロントにとてもフレンドリーな人がいて
すぐに名前を覚えてくれて「次はいつチュニジアへ来る?
今度来る時にはぜひ日本のチョコレートを持ってきてくれ。
日本のチョコレートは最高だ!!」と言われました。
たまたま日本からチョコレートを持ってきていたので
さっそくあげると「Wow~~~~!」とおおげさに喜んでくれました。
1泊朝食付 43ユーロ(約5400円)×2泊
チュニス中心部のホテルは高いので、この立地でこの料金はまあまあかな。
チュニスのバルドー博物館で約1ヵ月前にテロがあったばかり。
そのせいなのか普段からなのか、町では軍や警察の姿を多く見かけました。
ちなみにバルドー博物館は興味がなかったため、
もともと訪れる予定はありませんでした。
町の様子はいたって普通。
観光客の姿は少ないものの地元の人たちがたくさく出歩いていて
いつもにぎやかで、危険は全く感じませんでした。
テロがあったことを除けば治安が良い国だなという印象です。
女性の服装は地方へ行くほど保守的でした。
地方はスカーフはほぼ全員が着用。
目以外の全身を覆うブルカ?ニカブ?の人も多く見かけました
首都チュニスにももちろんスカーフをかぶっている女性は
多かったのですが、若い女性は髪の毛も出して、
服装もヨーロッパと変わらない人も結構いました。
スキニージーンズにぺたんこ靴(バレエシューズ)が流行りのようです
テロの直後だったことと、女性の一人歩きはよく声をかけられる
との事前情報などがあり、自分では意識していないつもりでも
やはりちょっと身構えていたところがあったかもしれません。
実際に確かに声はかけられましたがナンパ目的とかそういう感じではなく
単なる挨拶やコミュニケーションでした。
もちろん無視したりツンツンした態度を取ったつもりはありませんが、
少しぎこちなさがあったかも。。。
チュニジアは5泊。
短かったですね~。
ようやく慣れたと思ったらもう移動。
今だったら男性ばかりのカフェにも一人で入れるかな