nekoはひとりで旅に出る。。。

何故ひとりで?ひとりが好きなんですよねぇ。会社員生活の限られた時間の中での世界女一人旅です。

チュニジア・モロッコ モロッコ編 1

2015-07-08 | 2015年4月 チュニジア・モロッコ




フェズ駅の外観。
キレイな駅舎ですね

駅前にタクシーが待機していてさっそく捕まります。
メディナ(旧市街)の入口のブー・ジュルード門まで
20DH(約250円)だと言うのでまぁいいかと思い
乗り込みますがなかなか出発しません。

すると同じタクシーに知らない人が乗り込んで来ました。
そしてまた知らない人が一人。。。

そうなんです。
モロッコのタクシーは基本相乗りなんです。

全く知らないお客同士が乗り合わせます。
この時はみなさん観光客のよう。
車内はずっと無言でした。。。

同じ方面でも目的地はバラバラ。
ブー・ジュルード門で降りたのは私だけでした。



ブー・ジュルード門(Bab Bou Jeloud)

メディナの中は車は入れません。

世界一の迷宮都市と呼ばれるフェズのメディナ内の宿にたどりつけるか不安だと
書きましたが、実は前々日ぐらいに宿からメールをもらいました

「ブー・ジュルード門に着いたら迎えにいくから宿に電話してね」と。

という訳でさっそく電話

「5分で着くから待ってて」

門の近くでスーツケースを持って立っていると、わずか5分の間に

「宿決まってる?」
「メディナ内を案内しようか?」
「荷物運ぼうか?」

と次から次へと声がかかります。

「ジャパニーズ」
ほらまた…
「ジャパニーズ。え~と。○○?(←私の名前)」

「あ。はいはい。私です。」

宿の人でした~。

「荷物それだけ?じゃ、リヤカーいらないね」
と近くにいたリヤカーの人に断ります。

メディナにはリヤカーで荷物を運ぶ専門の仕事の人がいます。

宿の人がひょいとスーツケースを持って、
「じゃ、ブー・ジュルード門から宿までの道順を説明しながら
行くから覚えてね。簡単だから



「はい、ここ左ね~。ほら、看板あるでしょ。ここを右~。で、左。右。
また看板。右。左。看板を右。左。はい、着いた!ね、簡単でしょ」

あ、あの。。。。

良かった
迎えに来てもらって

自力では一生たどり着けなかったと思います…



Dar Mehdi (ダール・メディ)

モロッコのメディナ内には、リヤドやダールと呼ばれる小さな宿がたくさんあります。

リヤドというのはアラビア語で「中庭のある家」、
ダールは「家」という意味らしく、
昔ながらの邸宅を改装してプチホテルとして運営されています。

リヤドとダールのきっちりした区別はないものの、
ダールは中庭のない宿また4部屋以下の宿が多いようです。



ダール・メディも全4室の小さな宿ですが、
吹き抜けの中庭がありました。

全体のタイル装飾もステキです~



奥にもリビングがあって、置いてある小物もさりげなくいいカンジですね



迎えに来てくれた宿のスタッフのMohamed(モハメド)。

アラビア語とフランス語はもちろん、英語も堪能で助かりました~

ウェルカムドリンクはもちろんミントティー



お茶していたら時刻はすでに19:30。
今から外に食べに出かけたら帰る頃には真っ暗
まだ道順のおさらいもしていないし、迷子になること間違いなしですよね。

リヤドやダールは夕食は予約制のところが多いです。
スタッフが少ないですから。

一応、聞いてみたら1時間半ぐらいかかるけど作ってくれるとのこと。
良かった

じゃ、私はその間にシャワー浴びてきまーす。



インテリアは部屋ごとに少しずつ異なるようです。

メディナの中なので外向きの窓はありませんが、
中庭に面した窓があるため
圧迫感は感じません。

手前に大きなソファもあって、一人には十分な広さ。



バスルームは狭いけど、こちらも一人には問題なし。

部屋で髪の毛を乾かしていると、下からモハメドが大きな声で
「○○~、羊と鶏とどっちがいい~?」と聞いてきます。

モハメドが作っているわけではありません。
調理のスタッフが1人います。

「羊~」と答えたものの、しばらくして部屋の窓から顔を出して
「モハメド~。やっぱり鶏にして~」と下に向かって叫んだら
中庭に新たな宿泊客が来ていて笑われてしまいました

そのカップルにモハメドが「ちょうど彼女に夕食を作っているから
よかったらここで食べる?」と聞いていて、彼らも食べることになりました。

が、どうも食べる前から彼の方がお腹を壊していたみたいで
食事の前も途中も後も何度も何度もトイレを往復していました。

「正露丸」をあげようかと思ったのですが、
薬は持っていたようなのでやめました。

外国人に正露丸てどうなんでしょうね。
効くのかな?







ふたを取る前に写真を撮るのを忘れましたが、
とんがり帽のようなタジン鍋です。

鶏肉は野菜の下に隠れています。
その下のちょっと黄色っぽい粒状のものはクスクス。
クスクスは世界最小のパスタとも呼ばれています。

北アフリカから中東などで広く食べられているそうですが、
チュニジアでは食べる機会がなくて初クスクスです。

あ~
食べられなくはないけど…
クスクスって、、、ビミョー。。。

お肉と野菜は美味しかったですけどね。





結局21時半頃から食べ始め、食べ終わったのは23時を過ぎていました。

今朝早くチュニジアを出発してから緊張の連続でしたが、
ダール・メディに着いたら親戚の家のようでちょっとほっとしました

コメント
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