Intestinal spirochetosisも「稀な疾患」ではなくなってきましたね。あるクリニックの大腸生検では10日で3例もありました。見逃していることも多いと思いますが、比較的若い方で下痢と書かれていたので、いつもよりじっくり見たためかもしれません。
10年以上前、大腸生検の診断で独逸流アルゴリズムを叩き込まれ、その中で
・付着物質をみる(アメーバなどを見落とさない)
・spirochetosisを見落とさない。(アメーバとの組み合わせ、というのもよくあります)
・上皮内リンパ球をみる(lymphocytic colitisやsprueに注意:これは日本にあまりなさそうですね。)
・被蓋上皮の変性所見は?
・上皮下のcollagen bandは?
・・・・・・
という所見をいつも気にして、順序だてて見るようにと若い先生方にも教えているので、私の周りにはぎょうさんあります。
病原性、治療法などは議論のあるところです。
最近はT. pallidumの抗体(UKのメーカーから出ている)と交叉反応を起こして、きれいな免疫染色ができることが報告されていますが、濃い目のヘマトキシリンで十分わかると思います。
10年以上前、大腸生検の診断で独逸流アルゴリズムを叩き込まれ、その中で
・付着物質をみる(アメーバなどを見落とさない)
・spirochetosisを見落とさない。(アメーバとの組み合わせ、というのもよくあります)
・上皮内リンパ球をみる(lymphocytic colitisやsprueに注意:これは日本にあまりなさそうですね。)
・被蓋上皮の変性所見は?
・上皮下のcollagen bandは?
・・・・・・
という所見をいつも気にして、順序だてて見るようにと若い先生方にも教えているので、私の周りにはぎょうさんあります。
病原性、治療法などは議論のあるところです。
最近はT. pallidumの抗体(UKのメーカーから出ている)と交叉反応を起こして、きれいな免疫染色ができることが報告されていますが、濃い目のヘマトキシリンで十分わかると思います。
がんの専門病院でも、市場の前にあったりするとアニサキス(+)って言うのもありなのでしょうね
そういえば、先日、手術材料でアキサキスが胃壁に突き刺さっていたのがありました。術前の内視鏡では写っていなかったので、「胃を取っちゃうから最後に寿司でも」と新鮮なお魚を食べたんでしょうねぇ。。。
僕も偉そうなことを言っていますが、毎日山のように診断している腺腫なんかの生検、ポリペク・EMRでは確実にぎょうさん見逃していると思います。
いつも、来室、コメントありがとう
ちょうど、今日も1例診断した。
田舎・福岡より大都会・東京でこれが多いのかと思っていたら、Prof. Rockもこの1年でかなりの症例を経験しているとのこと。
他ではあまり見つけたという話を聞かないので、皆見逃しているのでしょう。ムシを無視しないようにね!