自己免疫性胃炎を内視鏡的に診断する指標として残存胃底腺(remnants of oxyntic mucosa: ROM)が注目されています。ROMと萎縮が進んでいる粘膜とのちょうど境目から生検された組織像です。
ちょっと拡大をあげてみました。
写真の左側が進行最盛期(florid phase)に相当する萎縮領域です。わずかに壁細胞が残っていますが、偽幽門腺化生進行中で、深部優位に高度のリンパ球浸潤がみられます。逆に腺窩上皮は過形成性です。
写真の右側がROMに相当する、あまり萎縮していない胃底腺粘膜です。壁細胞と主細胞の層構造が残っていますが、偽肥大を示す壁細胞が深部まで分布しています。弱いリンパ球浸潤が全層性にみられます。初期のAIG相当です。
何が言いたいか?「AIGの炎症・萎縮は不均等に分布・進行するのです」
聖地巡礼”JR北海道苗穂工場(旧国鉄苗穂機関区)”(写真クリック)
ちょっと拡大をあげてみました。
写真の左側が進行最盛期(florid phase)に相当する萎縮領域です。わずかに壁細胞が残っていますが、偽幽門腺化生進行中で、深部優位に高度のリンパ球浸潤がみられます。逆に腺窩上皮は過形成性です。
写真の右側がROMに相当する、あまり萎縮していない胃底腺粘膜です。壁細胞と主細胞の層構造が残っていますが、偽肥大を示す壁細胞が深部まで分布しています。弱いリンパ球浸潤が全層性にみられます。初期のAIG相当です。
何が言いたいか?「AIGの炎症・萎縮は不均等に分布・進行するのです」
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