新しいWHO分類と大腸癌取扱い規約の虫垂のところを合わせてみました。
・良性上皮性腫瘍 Benign epithelial neoplasia
腺腫 Adenoma:大腸腫瘍の分類に準じる。
・低異型度粘液性腫瘍 Low-grade appendiceal mucinous neoplasm
粘液産生の多い胞体を有し、腫瘍全体に異型度の乏しい一層の円柱上皮細胞からなる腫瘍である。しばしば嚢胞状になり以前は粘液嚢胞腺腫とよばれた。
・悪性上皮性腫瘍 Malignant epithelial neoplasia
腺癌 Adenocarcinoma:大腸腫瘍の分類に準じる。
杯細胞型カルチノイド Goblet cell carcinoid:杯細胞に類似した細胞が、小集塊~個細胞性に増殖する。虫垂に好発し、内腔を中心に同心円状にみられることが多い。
(低異型度粘液性腫瘍と粘液癌が腹膜偽粘液腫 Pseudomyxoma peritonei / mucinous carcinoma peritoneiとなることがあり、前者も低異型度で高分化な粘液癌とみなすことができる。)
・内分泌細胞腫瘍、非上皮性腫瘍、悪性リンパ腫、腫瘍様病変
【写真はpseudomyxoma peritoneiとなったappendiceal tumorです】
・良性上皮性腫瘍 Benign epithelial neoplasia
腺腫 Adenoma:大腸腫瘍の分類に準じる。
・低異型度粘液性腫瘍 Low-grade appendiceal mucinous neoplasm
粘液産生の多い胞体を有し、腫瘍全体に異型度の乏しい一層の円柱上皮細胞からなる腫瘍である。しばしば嚢胞状になり以前は粘液嚢胞腺腫とよばれた。
・悪性上皮性腫瘍 Malignant epithelial neoplasia
腺癌 Adenocarcinoma:大腸腫瘍の分類に準じる。
杯細胞型カルチノイド Goblet cell carcinoid:杯細胞に類似した細胞が、小集塊~個細胞性に増殖する。虫垂に好発し、内腔を中心に同心円状にみられることが多い。
(低異型度粘液性腫瘍と粘液癌が腹膜偽粘液腫 Pseudomyxoma peritonei / mucinous carcinoma peritoneiとなることがあり、前者も低異型度で高分化な粘液癌とみなすことができる。)
・内分泌細胞腫瘍、非上皮性腫瘍、悪性リンパ腫、腫瘍様病変
【写真はpseudomyxoma peritoneiとなったappendiceal tumorです】
これからも楽しみにしてます。某雑誌の来月号も。