直腸carcinoid(WHO分類のNET G1相当)です.大きさ5mm程度です.断端陰性.
D2-40染色してよくみるとリンパ管侵襲があります(下の写真).
最近の有名誌の論文で,平均5mmの直腸NET G1で内視鏡的に完全摘除したもの87病変を平均67.5ヶ月経過観察したところ1例もrecurrenceやmetastasisがなかったそうです.ところが,全例免疫染色・特殊染色を行って必死で観察するとなんと42病変(46.7%)で脈管侵襲(ly and/or v)がありました.小さな直腸carcinoidの診断に際して,ly/vの有無でmetastasisのriskを評価することに疑問を投げかけています.
D2-40染色してよくみるとリンパ管侵襲があります(下の写真).
最近の有名誌の論文で,平均5mmの直腸NET G1で内視鏡的に完全摘除したもの87病変を平均67.5ヶ月経過観察したところ1例もrecurrenceやmetastasisがなかったそうです.ところが,全例免疫染色・特殊染色を行って必死で観察するとなんと42病変(46.7%)で脈管侵襲(ly and/or v)がありました.小さな直腸carcinoidの診断に際して,ly/vの有無でmetastasisのriskを評価することに疑問を投げかけています.
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