若年者胃癌の背景粘膜はあまり萎縮してませんが、決して正常ではなく、H. pylori胃炎の存在が多いことが明らかになってきました。そこで再び注目されてきたのが「鳥肌胃炎」です。鳥肌胃炎は胃粘膜に均一な小結節状隆起が幽門前庭部から胃角部に密集して認められ、従来、小児に多い生理的現象と考えられていました。病理組織学的には幽門腺粘膜の固有層にリンパろ胞の過形成がみられ、しばしば腺窩上皮過形成を伴っています。鳥肌胃炎・結節性胃炎症例は若年の特に女性に多く、ほとんどの症例でH. pylori感染がみられ、体部胃炎を伴い、未分化型癌の高危険群として重要視されています。某消化管系雑誌の8月号(No.9, 2011)をご参照、さらに病理系雑誌9月号の表紙をご注目下さい。
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2 コメント
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- 鳥肌胃炎経験者 (はっちゃん)
- 2012-10-12 17:40:40
- まだ40代だった頃、日本の頂点に君臨するらしい某大学病院で研修医という名の奴隷をしてました。外科研修が終わった秋、胃がしくしく痛みはじめ、だんだん痛みが増すのでGFしてもらいました。胃はびらんだらけでぼろぼろ。鳥肌様であるとのこと。除菌しました。
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- 鳥肌胃炎 (Dr Qussie)
- 2012-10-12 17:51:06
- はっちゃん先生。ご来室ありがとうございます。某誌で最近「H. pylori除菌後胃癌」を特集しています。勉強して下さい。
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