机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

インクリングスケッチ・スケッチ・サヨナライツカ

2024-12-17 10:30:04 | 映画の味方
 インクリングスケッチで描いたのだが、不覚にも描いている途中で寝落ちしてしまい、その切に紙がよれてしまいデータも歪んでしまった。仕方がないので直接スマホで写真スキャニングして、フォトショップで若干画像を明るくしてアップした。二度も三度も手間がかかった。

 この女優さんは、後年になってから知った。若い頃のアイドル時代は全く存在を知らなかった。仕事が忙しくて、そちら方面に興味が向かなかったし、テレビも視なかった。この映画くらいからの縁であるが、それでも封切りから随分と経ってからの視聴である。

 さよなら、いつか。といっても、もう会えない。まだ若い。この方の六十代の恋愛映画も見たかった。この方の映画、旧作の数々を、また見てみるか。それしかできない。若い美空で、サヨナライツカ。

     

栄養映画(えいようえいが)

2024-12-10 09:56:31 | 映画の味方
 映画が好きである。もしかしたら趣味として描いている劇画より好きかもしれない。テレビドラマより好きである。人によってはドラマの方が長尺で、映画は短冊で原作を、はしょり過ぎて嫌いだと言う。

 それでも映画は娯楽の殿堂である。子供の頃の映画館は今のように入れ替え制ではなかったので一日中映画館に居た。時代の流れで映画が逆行にあっても映画は映画である。自身が描いている劇画も映画が元ネタである。

 著作権の問題があるが、お構いなしだ。素人が酔狂で描いているのだ。言われたら、これは感想文だと、突っぱねるつもりでいる。映画作品を愛するがゆえの反芻租借をしているのである。まさに栄養映画であり栄耀栄華である。

 画像は、ここに貼り忘れていたのでアップする。これも好きな映画の一本だ。描く動機となったのは、こうである。子供の頃から好きだった手塚先生や石森先生はどんな映画を観たのだろうか。辿り着いた一本である。

      

      

      

      

 続きを頑張って描いている。今年中に完成させたいと思っている。思っているが、白い雪が積もってしまった。こいつは、自身の生活を圧迫する。それに年末は二件の忘年会にも出なければならない。

 頑張れば、次の日には熱が出るという始末だ。ああっ、町に出て御歳暮も買いに行かなければならない。それに何よりも歯医者に行かなければならないのだ。歯が良くなければ、話しにならない。・・・・。苦ゝゝゝ。
 

増毛町と映画

2024-11-26 09:29:59 | 映画の味方
 北海道は、増毛町は多数の映画のロケーションの聖地である。人口は数千人の寂れた日本海に面した漁村であるが、かつては鰊の豊漁で栄えた町である。記憶だけで語らせて頂くが、古い映画順でいくと映画「ジャコ萬と鉄 」が増毛町の最初の映画のロケ地であった。

 むかし、通いの喫茶店で知り合った人に増毛町の出身者がいた。母も、増毛町の生まれなので親近感がわいた。また偶然にも、その方は母の弟の同級生で、兄弟の事も知っていた。そしてまた、この方は映画「ジャコ萬と鉄 」の主演の三船敏郎と会っているのである。

 三船敏郎は休憩中らしく煙草をふかしていた。二言三言、会話を交わしたが具体的な記憶はもう無く、ただ「いやあっ」と照れ笑いをして、その武骨な風貌とは違い優しい印象の人であったと、語っていた。三船敏郎の役は鰊漁のヤン衆で金目当てで、やって来た出稼ぎ漁師のひとりである。

 増毛町の鰊の豊漁は戦後しばらくは続くも高度成長期の足並みと共に徐々に衰退していく。それでも幼少の頃の記憶では町は賑やかであった。海水浴時期になると駅を降りる人でごった返していた。駅前にはお土産屋もあり駅近くには海岸沿いに水族館もあり、繁栄の様子がうかがえた。

 その水族館近くにはミニ蒸気機関車のレールが敷き設されていて、幼少の頃に、その蒸気機関車にまたがって乗った記憶がある。母と祖母が手をふっての笑顔が今も脳裏に焼き付いている。波打ち際で寒く、夕方なのか夜なのか暗かった。祖母が乗れ乗れと言うのを母が遠慮している様子も記憶している。

 絵は、その増毛町でロケした映画「歩く、人」の主演の緒形拳。描きかけである。

    

映画「歩く、人」

2024-11-25 07:51:13 | 映画の味方
 母の生まれは、北海道は増毛町である。今も生家はあり親戚もいる。子供の頃は夏休みなどに毎年遊びにいった。母の弟である叔父さんにはあちこち連れていってもらい町中だけではなく山の方にも思い出がある。

 映画「歩く、人」はその増毛町が舞台である。主演の緒形拳が町中から山の鮭鱒ふ化場まで散歩する場面が圧巻である。圧巻というのは季節が冬だからである。言うまでもなく北国の冬は過酷である。

 緒形拳が何キロもかけて散歩する町の風景は、どれも記憶にあるもので懐かしい。母が通った古い木造の増毛小学校も写し出されていて嬉しいの一言だ。まるで自分の古いアルバムを開くようで、見入ってしまう。

   

 絵はそんな、緒形拳の描きかけである。白い風景の中を一生懸命に歩く姿は、なんだか自分のように思えてくる。北海道はこれからが、冬本番だ。どこへ行くのにも、この映画を思い出してしまう。

 もちろん、これから色を付けて仕上げていくつもりである。

映画・大地の侍

2024-07-21 18:23:00 | 映画の味方
 本庄 陸男 の小説「石狩川」を原作とする映画である。この数十年、観たかった映画であるが、公式の動画サイトにアップされていた。

 改めて調べてみると地元の有志が製作元の映画会社にDVD化をお願いをしていたようである。随分と時間を要したようでもある。

 この映画の公開時は北海道開拓九十周年とあるが自分は百周年の記憶がある。さらにそれを記念して札幌の郊外に北海道開拓記念塔が建てられた。

 さらに時は流れ、今は百五十周年位になったのであろうか。映画は小説を丁寧に映像化しており一級の資料としての価値がある。

 私たちの先人がいかに苦労をして、この北の大地に根を下ろしたのか、涙なくしては観ることはできない素晴らしい映画である。