今、NHKの大河特集を見ています。
「花の生涯」の桜田門外の変の襲撃シーンに短銃が登場していました。
史実にのっとっていた様ですが残念ながら火縄銃の様な形をしていました。
井伊直弼は銃で負傷し、あげくに斬首されました。
それはともかく、使われた銃の形です。
NHKの美術さんは火縄銃の様なモノを用意したのでしょう。
時代的には間違ってはいないです。
しかし、昨今の便利なネットで調べますと使われた銃はコルト・ウォーカー・モデルと記述がありました。
写真はコルト・ウォーカー・モデル 1847年製。
ちなみに桜田門外の変は1860年(万延元年)。
坂本龍馬の使用した銃は1861年製。
コルト・ウォーカー・モデルの方が古いのですが、デザインは近代的で新しいです。
現代のリボルバー拳銃のルーツと、言っても過言ではないデザインです。
この時代、火縄銃の方が雰囲気的には納得がいくのですが西部劇のテキサス・レンジャーの銃が使用されたのです。
井伊直弼は居合いの名人、襲う側にも薬丸自顕流の使い手がいて、守る側にも二刀流の手練れがいました。
雪がしんしんと降るなか、剣が乱舞して拳銃が火を吹く。
イメージ的にも新しい時代の扉が開く感じがします。
文字をこうして並べるだけでも絵面が浮かび、デザインする心を刺激します。