時代劇が好きである。
最近はご無沙汰しているが、中学生位の頃は時代劇小説の雑誌や小説を読んでいた。
柴田錬三郎の眠狂四郎シリーズや山田風太郎の忍法帖シリーズなどは今も記憶に残るところである。
近くに古本屋があり日参していたと思う。
文庫本で十円や二十円くらいで時代小説や小説新潮などは三十円位だったろうか記憶が曖昧である。
子供の小遣いでの範疇であるから、そんなものであったであろう。
高じて自分でも時代小説を書き始めたことがある。大体は二三行書いては筆が止まり、先が進まず三日坊主で終わっていたと回想する。
考えてみれば歴史のレの字も知らない劣等生であったから無理からぬ話である。
同級生は試験勉強に地道をあげている時期に能天気に古本屋通いをしていたのだから人生を甘く見ていたのであろう。
先の事など考えてはいなかった。
鉛筆での下書きの月日の表記が2015年のン月と書いてあるのが薄く見える。
随分長い間ほったらかしにしていた。その間あっち直しこっち直して、今回ペン入れとした。
昔の東映だか大映の時代劇映画のワンシーンをパクッていると記憶する。
背景を入れようか、主役の浪人の等身を増やそうか今も悩んでいる。
勝手に作品の名前を付けている。
女のセリフがこうだ。
「旦那、遅かったわねぇ」
だからと言うわけではないが。
「遅かりし由良の介」だ。
顔はニヒルな二枚目だが、手前と同じに、ゆらりゆらりと呑気に生きているから周りからゆらりの旦那と呼ばれている。
一見スローモーションだがひとたび剣を振るえば、相手かまわず薙ぎ倒す。
どうだ、見たか。
人生ゆるりと生きるのも乙なもんだ。
やっぱりもうちょっと足を長くしよう。
最近はご無沙汰しているが、中学生位の頃は時代劇小説の雑誌や小説を読んでいた。
柴田錬三郎の眠狂四郎シリーズや山田風太郎の忍法帖シリーズなどは今も記憶に残るところである。
近くに古本屋があり日参していたと思う。
文庫本で十円や二十円くらいで時代小説や小説新潮などは三十円位だったろうか記憶が曖昧である。
子供の小遣いでの範疇であるから、そんなものであったであろう。
高じて自分でも時代小説を書き始めたことがある。大体は二三行書いては筆が止まり、先が進まず三日坊主で終わっていたと回想する。
考えてみれば歴史のレの字も知らない劣等生であったから無理からぬ話である。
同級生は試験勉強に地道をあげている時期に能天気に古本屋通いをしていたのだから人生を甘く見ていたのであろう。
先の事など考えてはいなかった。
鉛筆での下書きの月日の表記が2015年のン月と書いてあるのが薄く見える。
随分長い間ほったらかしにしていた。その間あっち直しこっち直して、今回ペン入れとした。
昔の東映だか大映の時代劇映画のワンシーンをパクッていると記憶する。
背景を入れようか、主役の浪人の等身を増やそうか今も悩んでいる。
勝手に作品の名前を付けている。
女のセリフがこうだ。
「旦那、遅かったわねぇ」
だからと言うわけではないが。
「遅かりし由良の介」だ。
顔はニヒルな二枚目だが、手前と同じに、ゆらりゆらりと呑気に生きているから周りからゆらりの旦那と呼ばれている。
一見スローモーションだがひとたび剣を振るえば、相手かまわず薙ぎ倒す。
どうだ、見たか。
人生ゆるりと生きるのも乙なもんだ。
やっぱりもうちょっと足を長くしよう。