水曜日に妻の祖母が亡くなって、お通夜やお葬式などで金曜日までほとんど何も手がつけられず、土曜日から仕事に復帰したのですが、朝一に住宅の打合せをして、昼から見える家づくり集団の見学会の当番で現場に行き、夕方から徳島で10日にタウンミーティングがあるので前泊。今日、タウンミーティングに出席して帰ったのが8時半すぎ。眠い。明日の朝に住宅の確認申請を提出しなければならず、まだ少し作業が残っており、今からしなければならない。
妻の祖母はとても手先の器用な方で老人大学で手芸や五円玉で宝船や五重塔をつくったり趣味の多い人であった。最後は病院で亡くなった。入院していると自宅で息を引き取るということは難しい。息を引き取って妻の実家に帰ってきたときに、ボクは間に合わなかったのですが、子供達が号泣した。特に上のムスメは自分が入院していてお見舞いにいけなかったことを悔やんで号泣した。人の死に直面すると言うことは悲しいことだが、大切なことだと思う。人は必ず死ぬということは実感しておかないといけないと思うからだ。
お通夜のときに近隣の地域の方々がご詠歌を合唱して送ってくださった。こういうお通夜は初めて体験した。自分が死んだときもこういう送られ方がいいと感じた。淡々と皆で歌を歌って亡くなった人をしのんで送る。1番から始まり、多分40番くらいまで続いた。単純なリズムで低い音程は地響きのような感じで心に響く。
ボクが何をするわけでもなく、ただそこにいて顔を出すことしか出来なかったが、94才まで生きられたことはすごいことだと思う。生きていると楽しいこともあるが、色々と苦労もある。大正生まれの方なので戦争を体験し、自分の子供が大きくなった頃には病気と闘い、それでも人生の楽しみを見つけ笑顔で生きてこられた。ボクはそこまで長生きは出来そうにないが、最後は生きてきて良かったと言える人生を送りたい。