シェールオイルの矛盾

最近よくシェールガスやシェールオイルって耳にしますよね。
それと原油価格の下落、つまりはガソリンや灯油が安くなっていること、ご存知ですよね。
原油価格が暴落しているのにＯＰＥＣは減産しない、つまり価格の下落に拍車を掛けているのです。
さて原油価格の下落にはいろいろな原因がありますが、その１つはアメリカ・カナダ他でのシェールオイル生産も挙げられます。
シェールオイルっていうのは、地中シェール層の中にある石油同等の資源です、ただし石油とは違って吹き出てくるのではなく、元の固まりを粉砕して石油を取り出すのです、従ってかなりのコストが掛かります、しかしその技術が確立され、コストは掛かるもののアメリカ他ではＯＰＥＣの石油に頼らなくても良い、いずれは自分たちがこのシェールオイルの燃料資源で世界を牛耳るつもりなのでしょう。
そのことは更に原油価格を押し下げる大きな原因です。
しかし！
原油価格が下がれば、高いコストを掛けてまでシェールオイルを精製すべきなのか？
当然そう考えてしまいます。
だからＯＰＥＣは減産せずに原油価格を引き下げて、どうだこれでもシェールなんてモンをやるのか？という感じなのです、もちろん価格はそれだけで動いている訳ではありませんが。
そういったオイル戦争の様なことが起きつつあるなか、資源のない日本はいいなぁ…どっちにしようかな…と流されているのです。
私は私でとりあえず、今年の冬の暖房は石油ファンヒーターに頼るつもりなので価格が下がるのは歓迎なのですが。

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