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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 740 思い込み その4

2007-12-07 | 感情ストレス
◆抗酸化物質のクリスマスの奇跡に注意

BMJ 2007;335:1124 (1 December), doi:10.1136/bmj.39413.403750.59 Behold the Christmas miracle of antioxidants Ben Goldacre
http://www.bmj.com/cgi/content/full/335/7630/1124

チョコレートは体に良くて赤ワインの方がいいかもしれない。しかしそれを信じるべきか?

メディアで報道される間違った科学を見続けてきた著者が、クリスマスシーズンにチョコレートや赤ワインが体に良いという類のメディア報道が増えることを予言する。

こうした観察研究や実験室レベルでの研究成果の過剰解釈が出回っている。抗酸化物質が体に良い、フリーラジカルは体に悪い、というようなおとぎ話は、善悪二分法の単純化と、都合の良い部分だけ抜き出したものである。食細胞が細菌を殺すにはフリーラジカルが必要だし、抗酸化物質を投与した無作為化臨床試験では効果がないか又は悪影響が見られている。

Ben Goldacreは医師でライター。
以下のサイトで疑似科学批判を行っている
http://www.badscience.net/
ホメオパシーとかフリーエネルギーとか


フリーラジカルと聞くと身体に悪いものというイメージがある。しかし、必ずしも悪者とはいえないようである。いい働きもするようである。一般的にはフィリーラジカルとは体の細胞を破壊していろいろな悪さをするといった間違った?情報が氾濫してしまった。これもメディアの影響か。

フィリーラジカルを悪者して、メディアは病気のメカニズムの犯人探しを始めてからは健康志向の国民の頭に指名手配をしてしまった。これも正しい情報が伝わらない単なる思い込みである。善か悪かの二極化の極みである。

拳骨


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