ステップ4では内装を組み立てます。シムカ5は、屋根がシートタイプで、巻いて収納すれば半オープンカーのようになる乗用車ですので、車内のインテリアも必要最低限でパーツが揃っていて組み立てて再現出来ます。このインテリア部分の再現が出来る点が、今回の塗装ステップで新たな塗装方法を試みる契機の一つでありました。
ステップ5の人形は不要ですので、ここでは飛ばします。
ステップ4で組み付ける内装のパーツ類です。座席と操縦装置とに大別されますが、塗装しながら組み立てるとなれば、座席は塗装後の組み付けになるな、と考えました。
それで操縦装置のパーツを組み付けました。ハンドルだけは、取り回し途中の思わぬ破損防止のために後で付けることにしました。
こうして見ますと、塗装する際の塗り分けが楽に出来るようにパーツ割が考えられているのが分かります。史実のシムカ5の車内色は明るい灰色系統のカラーであったそうですが、作中車のカラーは分かりませんので、ここでは史実に沿って近いカラーを塗ってみる方針でゆくことにしました。
ステップ6では内装関連の組み立ての続きを進めます。ステップ7ではドアやバンパー等、ボディ関連部品を取り付けます。塗装段階での塗り分けをイメージしつつ、仮組みの気持で組み立てることにしました。
ステップ6で取り付けるパーツ類です。このうち予備タイヤのA19、フロントガラスのC4は塗装段階での組み付けとしました。
組み上がりました。
ステップ7ではドアやドアのガラスやバンパー等、ボディ関連部品を組み付けます。ドアのガラスは閉状態と開状態とが選べます。運転席側のガラスを開状態のC2で組み付けて、助手席側のそれは閉状態のC6にしてみましたが、いずれも塗装後の取り付けとなります。
組み上がりました。ドアや屋根の吹き抜けが広いので、内部の塗装が楽に出来そうに感じました。
上下の車体パーツを仮組みで合わせました。塗装前の組み立て工程が完了しました。今回の作中車は実車そのままであるようで、キットもストレース組みで作りました。ここまでで二時間もかかりませんでした。 (続く)