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ゆるキャン△の聖地を行く32 その2  鮎壺の滝へ

2023年07月17日 | ゆるキャン△

 JR御殿場線の下土狩駅から「鮎壺の滝」までの道順を確かめるべく、駅舎横の地図案内板を見ました。御覧のように駅舎前から北(上図の地図の右側)に進んで踏切を渡り、西を通る県道87号線に出て右折し、北へ30メートルほど行くと左に下り坂があり、それを下って行くと突き当りに「鮎壺広場」があって「鮎壺の滝」の横に着く、というわけです。
 駅から「鮎壺の滝」までの距離は約300メートルぐらいのようなので、歩いて5分ぐらいか、と計算しました。

 

 駅舎前から北に進んで、上図の踏切を渡りました。

 

 県道87号線に出て右折し、北へ30メートルほど行くと左に下り坂が見えてきました。その手前に「鮎壺の滝・鮎壺広場」の駐車場があったので分かり易かったです。車で来た場合はこの駐車場に停めることになります。下り坂は行き止まりとなって「鮎壺広場」への入り口にはゲートがあるため、車は入れないからです。

 

 下り坂の入り口にも案内標識がありました。標識に距離が250メートルと書いてありますが、タブレットのグーグルマップで調べたところ、実際は「鮎壺の滝・鮎壺広場」まで100メートルあるかないか、その南側の公園と「鮎壺の架け橋」まで回って行けば250メートルぐらいかな、という感じでした。

 

 下り坂の突き当りが「鮎壺広場」ですが、なにやらリニューアル工事中ということで広場一帯は立ち入り禁止になっていました。その南側の園路に進んで、上図の桜並木を見上げました。

 

 「鮎壺広場」付近から見た、黄瀬川の様子です。富士山の噴火により流れ出た溶岩の流れが、愛鷹山と箱根山の谷間を流れて愛鷹ローム層に乗り上げ、この場所で止まって固まったのでした。その溶岩流に沿ってやがて黄瀬川が流れ、柔らかいローム層を侵食し、硬い溶岩の部分が残りました。その段差が現在の「鮎壺の滝」であるということです。

 

 溶岩流のところどころに穴があいているのが見えました。大きなものや小さなものがありましたが、いずれも丸い感じの穴でした。これらはポットホールと呼ばれるもので、溶岩のくぼみに石がはまり込んで水流によりコロコロと回転し研磨されてできたものだそうです。

 

 付近にあった案内板です。「鮎壺広場」の脇の園路に建てられていて、位置的には鮎壺の滝の東岸の上段にあたりますが、その位置からは滝そのものは見えませんでした。しかし、ドドドド・・という滝の落ちる音はさっきからずっと響いていました。

 

 昨晩は大雨でしたから、この黄瀬川も増水しているようで、御覧のとおり流水量が普段よりも多い感じに見えました。この豊富な水が全て「鮎壺の滝」に向かうのですから、滝もさぞダイナミックなのだろうな、と予想出来ました。

 

 上段の黄瀬川のほうも水音がザザザー、ゴオオオー、と激しく響いていました。昨日の三島エリアは昼過ぎからずっと雨だったそうで、私が新幹線で着いた夜には激しい大雨になっていましたから、この日の黄瀬川の流水量はおそらく倍に近くなっているのだろうな、と考えました。

 

 溶岩流の上をうねりながら流れて行く奔流を北の上流側から目で追っていくと・・・。

 

 南のほうでストンと途切れて見えなくなりました。向こうの川面ははるか下に見えました。あの段差が「鮎壺の滝」だな、と理解しました。が、園路が迂回していたので、「鮎壺の滝」そのものを目にするまでは少しの移動が必要でした。  (続く)

 


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