日本シリーズ、宮国が投げ55年ぶりの20歳対決。ここは串六、義貴店長とTV観戦で一杯。息詰まる投手戦で久方ぶりの盛り上がり。わはは~などケロケロしていると白人男性3名とアジア系の女性1名様ご来店。女性は日本人で通訳?なんて余裕かますが全員外人さんで日本語喋れる者皆無なり~。義貴店長の苦難の道が開始。
奥の席を示しながら「この部屋にどうぞ~」。これ、正確には「この席にどうぞ」だろうが。戸惑う4人組着席しメニューを見れば全て日本語。
「何飲むか?ビア、ジャパーニーズチュウハイ、ウーロンティ、オレンジ、とかね」
「サシミ、プリーズ」「ノー刺身、でもホースあります」「ホース?」「馬、馬、馬のホースです。なにも調理してない生肉があります」「Oh、ノーセンキュー」「うげげ、まる焼けのチキン、焼き鳥もあります」「わかりません。バット、彼はベジタリアンです。野菜を下さい」「葉っぱを食わせます」
身振り手振りを酷使しつつ、誠実に理解を求める義貴店長の誠意が伝わったのか、それとも諦めたのか、「あなたに任せます。私達の命」「OK!!任せてね」で調理開始し、4人組生ビール、お茶、果実ジュースなど飲みながら談笑。カウンターのハチ公横目で観察すれば「アメリカ人ではない、ヨーロッパ方面であろうと推測(義貴店長同意)
その後「やきとり串盛り×2、焼きそば(ノーミート)、偽物沖縄ソバ上地風、など提供し「ワサビの上に豆腐」とか変な英語で検討する義貴店長に傍観者ハチ公「これも修業だ、頑張れば気持は伝わるさ」と無責任に薄ら笑い。ああ、野球は楽しいね。とか言うとると常連さん男1名の後に
「外人さんカップル御来店!!」
英会話で散々苦戦した義貴店長「なんだ~今日は?」と半分死ぬ。が、外人さんカップルの放った言葉が、
「生,2丁!!」で日本語ばりばり。おまけに奥の4人組の通訳もしてくれたりして。
必死に頑張る若者(義貴店長)を見ながら飲む酒は美味い。なんて言ってたら、こちとら、へろへろに成り下がり、目論んでいたM’sでのJAZZ修業どころではなく、日本シリーズ試合終了を待たずに本日は自分が終了の残念無念。
そりゃあ、「何も調理してない生肉のホース」とか言われたら注文は出来ませんがな。しかし、この美味さを知らないとは気の毒です。「おおい、馬が食えんならドルフィンはどうかって、聞いてみれば?」と悪乗りハチ公に「アーYOU、シーシェパード?」と聞こうとする義貴もアホである。
塩だけで味付けし、焼くだけ。しかしこれがまた美味い。美味いんだっ手羽!!
お疲れ様でした。