ついにゆく
道とはかねて
聞きしかど
昨日今日とは
思わざりしを
在原業平(825年~880年)
現代語訳 人の命には限りがあって、誰でも最後には死ななければならないという事は、以前から聞いていましたが、それが、昨日今日というよう、急な事とは思っていませんでしたよ。
業平の辞世の句とされていますが、自分も死を迎えることになったという思いと人生のなんと短い事かという驚きの気持ちを歌っています。
69年前の沖縄ではこのような思いをもって亡くなった方や、そう思う間もなく亡くなった方も大勢いらっしゃったと思います。私の父も戦前の家族(妻子)をすべて失っていて、私の姉にあたる長女は生きていれば85歳(没年齢16歳)。不思議な気持ちです。
今を生きる私たちは、これからの世代が幸せに生を全うできる世界を残しましょう。絶対に。
幸せになりなさい。
爺は幸せに食ってます。
今夜もね。
よんでくれてありがとうございます。
6月23日 中城方面にて。