先日、スコセッシ監督によるダライ・ラマを描いた作品を観た。
良い悪いは置いといて…、西洋人と東洋人の目線や視線の違いを覗けた気がした。
さてさて…
十代の終わりに読んだ、寺山修司のエッセイにあった、あるフレーズの、その意味をどうしても忘れられずいたら…、三階の金子塾の金子民俗学師匠が、サラリと(^^;;解決してくださいました。
それは、漢詩だった。
于武陵の作品だった。
最近では、すっかり(^^;;梁山泊化してきたこの菱川ビルに、解決できないものはない^o^
…
" 花に嵐のたとえもあるさ
サヨナラだけが人生だ "
なんと、美しい響きだろう。
…
勧酒
于武陵(うぶりょう)作
勸君金屈卮
滿酌不須辭
花發多風雨
人生足別離
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
(井伏鱒二『厄除け詩集』)
つまり、今と言う時間の大切さ、今この時こそが全てなのだと…言うことらしい。
In my lifeに相通じるものを感じていたが、間違いではなかったようだ。
ジョン作品は、やはりケルト的なのだろうか。