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お盆もすぎれば

2013-08-20 | 諸行無常…let it be


先日、スコセッシ監督によるダライ・ラマを描いた作品を観た。
良い悪いは置いといて…、西洋人と東洋人の目線や視線の違いを覗けた気がした。

さてさて…

十代の終わりに読んだ、寺山修司のエッセイにあった、あるフレーズの、その意味をどうしても忘れられずいたら…、三階の金子塾の金子民俗学師匠が、サラリと(^^;;解決してくださいました。

それは、漢詩だった。

于武陵の作品だった。

最近では、すっかり(^^;;梁山泊化してきたこの菱川ビルに、解決できないものはない^o^




" 花に嵐のたとえもあるさ
サヨナラだけが人生だ "

なんと、美しい響きだろう。



勧酒

于武陵(うぶりょう)作


勸君金屈卮
滿酌不須辭
花發多風雨
人生足別離

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
   
 (井伏鱒二『厄除け詩集』)

つまり、今と言う時間の大切さ、今この時こそが全てなのだと…言うことらしい。

In my lifeに相通じるものを感じていたが、間違いではなかったようだ。

ジョン作品は、やはりケルト的なのだろうか。