戦争ネタは、GLASSONIONでは、どんな強者な道場破りが現れようと、最後は、参りましたと一目散に逃げ帰る^_^
語りたがりには、思うがままに、好き勝手に能書きさせた後、いよいよ御老公のおでましです。
私が、このビルオーナーMr.やんちゃ…菱川です。
サメちゃん、ヨネちゃん、そろそろよいでしよう。
ひかえおろう~
このお方をどなたと心える。
我こそが菱川家三代目
爺さんが二百三高地の生残り。
親父がインパールの生残りなるぞ‼
サメちゃん、ヨネちゃん
では参りましょう。
アッハッハッハ~
…
詳しい人には、賛否両論あるようだ。
映画監督オリバーストーンが、ドキュメンタリーと本の宣伝で来日したそうだ。
今までに、彼の作品を何本かは観たけれど…。
マーティンスコセッシが師匠らしいが、ディアハンターやタクシードライバーみたいな響きが、僕には感じられなかったから、個人的には、スコセッシほど関心がないが、ベトナム戦争で戦場体験した立場から見る、今のアメリカを、厳しく警告している監督のようだ。
宣伝をかねて、アメリカ戦争史の、お決まりの日本戦場名所巡りする監督を、日本のマスコミ各社が、お行儀よく金魚の糞がごとく連なる、そんな模様をやっていた。
なのに、どのマスコミも、監督の過激な発言を怖がって上手く扱えず、大きく扱えたのは、沖縄の新聞だけだったとらしい。
そんなことさえ、オリバーストーン監督が、高らかに笑いながら話すのには、金魚の糞ばかりか、マスコミのその絵柄が、日本人として(^^;;なんとも恥ずかしく思ったのは、僕だけではないだろう。
マッカーサー元帥がやってきた時も、日本のマスコミはきっとこんなんだったに違いない。
ベトナム戦争は、アメリカが初めて負けた戦争だから、いまなお、アメリカの大いなる負の遺産として、その後のアメリカがしかけるどんな戦争にも、ベトナムはまるで亡霊のように、アメリカの影となり寄り添っているようだ。
GLASSONIONで、今ではすっかり馴染みのお客さんのウォルターさんは、アメリカ人。
ベトナム徴兵で二年間軍隊にいたが、アメリカがベトナムを撤退したことで、戦場へ行かず、ある意味運よく生き残れた、ギリギリの世代だ。
ウォルターさんは、その後、国際キリスト教大学留学で、初めて日本を訪れ、その後翻訳家として長年日本に滞在する人生となる。
今は、還暦を機に翻訳業をリタイアされ、年金で暮らせる約束の地を、あちこち旅をしながら、^_^現在模索中の63歳。
ダンディと言う言葉がふさわしい人だ。
ジョンフォガティの歌にも通じる、良き日のアメリカを、僕に感じさせてくれる、Mr.ウォルターである。
ジョンフォガティも、オリバーストーンもベトナム戦争に行き、戦場を経験した表現者であり、ウォルターさんは、一度は戦場へ行く覚悟をしたアメリカ人だ。
彼等が、愛し慕う祖国アメリカとは、表現の違いこそあれ、僕等日本人も、かつて憧れた、フェンスの向こうに見たアメリカと同じアメリカではないのだろうか。
そんな気がした。