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春だと言うのに…その2

2015-04-13 | 街の灯 "A Day In The Life"



僕の実家は、母の墓石に描かれたタイトル⁇(^^;;
"倶會一処"(クエイッショ)…とあるから、どうやら、浄土真宗のようです。


意味は、「南無阿弥陀仏」や「倶会一処」を題字にしたお墓は、これはただ単に先祖代々の納骨所ということではなくして、それは「みんなひとつ、なむあみだぶつ」と大きく開かれた世界を意味しているそうです。

浄土真宗と言えば、親鸞聖人です。

800年前の、あの混乱の鎌倉時代あたりを生きた方のようです。

こんな時代だからでしょうか、今時は、仏教と言えば親鸞聖人と言うくらいに、ポピュラーです。

あっちもこっちも、仏教と言えば、親鸞を語りたがる人ばかりです。

なぜなのか、その理由もわかりませんが、ともかく、書店には、親鸞の本が、たくさん並んでいます。

ですから、気をつけないと、安易に親鸞の本など小脇に抱えてると、三次元の人になりたくて、読もうと買ってみたのに、二次元の人と勘違いされるそうです(^^;;


余談ですが、ジョンもボノも、彼等がそれを、知っていたのかどうか、分かりませんが、彼等の楽曲を見ると、彼等の表現者としての視点が、親鸞の視点そのものなのです。

これは、単に偶然なのでしょうか。


僕は、全くの無宗教な家庭に育ちました。
だから、大人になるまで、仏教とは、葬式仏教しか知りませんでした。


両親は、戦争を潜り抜け、戦後を手探りで生きた、世代です。

この世の矛盾と不条理を肌で確かめさせられた世代です。

だからでしょうか、両親の世代には、無宗教ではあっても、とても慈悲深い宗教観を持つ人が多かったように思います。

だからこそ、正直に生きるのだ。
そんな人が多かったように思います。



続く…



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