「BCNランキング」2019年9月2日から8日の日次集計データによると、ワイヤレスキーボードの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 Wireless Keyboard K270(ロジクール)
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Logitech起業のアイデアは1976年、アメリカ・スタンフォード大学での、スイス出身のダニエル・ボレル(Daniel Borel)とイタリア出身のピエルイジ・ザパコスタ(Pierluigi Zappacosta)の出会いに始まる[9]。意気投合した2人は、ザパコスタの友人のジャコモ・マリーニ(Giacomo Marini)を巻き込み、同大学卒業後の
1981年10月2日、スイス・ヴォー州のアプル(Apples)で、コンサルティング会社としてLogitech S.A.を設立した(1988年に現在の名称に変更)[10]。社名はlogiciel(フランス語でソフトウェアの意)とtechnologyの合成に由来し[9]、日本のリコー向けのグラフィカルエディタ開発が、会社設立の契機であった[9][11]。設立翌年の1982年3月、リコーのサンノゼ拠点に近いという理由で[9]、アメリカ・シリコンバレーにも拠点が設置された(当初のアメリカ拠点はパロアルト[12])。
設立当初はニッチなソフトウェア事業を模索していたが、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のスタッフからマウスに関する知見を得て、1982年中にマウスの開発に着手、1983年の夏からLogitech製マウスの反響が出始め[9]、マウス販売での成功が契機となり、事業の軸足を転換した[11]。1984年に世界初のワイヤレスマウスを出荷[12]、1985年に「Logi Mouse(Series 7)」を発表しリテール市場に進出[12]、当時のマイクロソフト製マウスと比べ大幅なコストダウンを実現し大きな成功をおさめた[12]。
現在はマウスやキーボードの世界最大手であると同時に、ゲーミング、ミュージック、ビデオ会議用デバイスなど多様なデジタル製品の比重も増加している[15]。
マウス、キーボード、PCスピーカー、ヘッドセット、Webカメラ、多機能リモコン(日本では販売せず)の、アメリカにおける市場シェアは第1位であり[16]、ゲーミング向け周辺機器ではRazerと共に世界の2強となっている[20]。
現在、アプルは登記上の本店所在地となっており、
本社はスイスのローザンヌとアメリカ・シリコンバレーのNewarkに置かれている[15]。