【米国での統計を見ると、20年は前年より46%も売り上げが伸び、2750万ドル(約29億7000万円、1ドル:108円)にまで成長している。
米国では20年、レコードの売り上げが86年以降で初めてCDを超えた】
★メディアは、日本の統計と米国の統計を比較評価し、違いを報道か(注1
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2021/04/22 08:16 (山田敏弘)
<山田 敏弘(やまだ としひろ、1974年12月24日 -46歳 )は、日本出身の国際ジャーナリスト、コメンテーター、ノンフィクション作家、翻訳家、コラムニストである。
国際情勢や社会問題を中心に取材・執筆を行う。著書に『世界のスパイから喰いモノにされる日本 MI6、CIAの厳秘インテリジェンス』(2020年、講談社)[1]、『サイバー戦争の今』(2019年、ベスト新書、KKベストセラーズ)』[2]、『CIAスパイ養成官: キヨ・ヤマダの対日工作』(2019年、新潮社)[3]、翻訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)[4]などがある。
執筆活動だけに留まらず、テレビ、ラジオ、ネットテレビなど、様々な分野において出演やコメントを展開している[5]。メディア対応は、公式サイトから行っている。
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そんな音楽業界で少し前から、新たなトレンドが生まれている。レコードの人気が世界各地で急激に高まっているのである。日本でも最近、時事通信がこんな記事を掲載している。「日本レコード協会(東京)によると、レコードの生産枚数は1970年代後半に年間約2億枚と全盛を極めたが、CDの台頭により2009年には約10万枚に減少。そこから増加に転じ、19年は約122万枚まで盛り返した」
●世界各地でレコード人気
実は、レコードの市場は熱狂的なファンがずっと支えてきた。米国での統計を見ると、05年ごろまで数百万ドル規模で横ばいだったレコード全体のセールスは、07年ごろからじわじわと伸ばしてきた。20年は前年より46%も売り上げが伸び、2750万ドル(約29億7000万円、1ドル:108円)にまで成長している。
米国では20年、レコードの売り上げが86年以降で初めてCDを超えたという。しかも、この傾向は世界各地で確認できる。
例えば英国では、20年にレコード全体の売り上げが前年比30%も増加し、8650万ポンド(約130億円、1ポンド:151円)規模になっている。音楽レーベル全体で見ると、20年にYouTubeで得られた収益よりも、レコードの収益は倍になっている。
20年、オーストラリアではCDの売り上げが15%も減少している一方で、レコードは同30%以上も増加している。しかもオーストラリアの業界関係者は地元メディアに、レコード人気が高まっているのは、なつかしさからくる一時的な「哀愁」などではなく、本物の人気になっていると主張している。その証拠に、若い人たちの間で人気が出ているという。
●機械的に音楽を“消費”
確かに、デジタル化された配信音楽は雑音がなく、非常にきれいでハイクオリティーの音質を楽しむことができる。筆者もよく利用しているのでその便利さはよく分かっているが、どこか違和感を覚えることがある。アプリが提供する大量の曲の中から次々と引っ張り出してきて、いうなれば機械的に音楽を“消費”しているだけなのかもしれない。
●レコードは「心に訴えるものがある」 ブロッカーCEOは、アナログのレコードは「心に訴えるものがある」とし、だからこそ人気が高まっていると語る。さらにレコード会社側も「レコードは特別な経験を提供するもの」だと答えている。
●カセットテープも復活の兆し
哀愁ではなくリラックスや癒しなどのためにレコードが求められているとすれば、音楽大量消費時代に新たな選択肢として、さらに人気が出るかもしれない。要注目だ。