ウクライナ侵攻を止めるのは「ロシア国民」 ロシア統一地方選挙がひとつの山場2022-08-31中村逸郎

By - NEWS ONLINE 編集部　公開：2022-08-30　更新：2022-08-31

ロシア政治が専門で筑波大学名誉教授・筑波学院大学教授の中村逸郎が8月29日（月）、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。

ウクライナ侵攻を止めるのは「ロシア国民」しかいないと語り、9月11日に行われるロシアの統一地方選挙が「ひとつの山場」であると解説した。

  

ロシアを決して信じるな（新潮新書） 中村逸郎 新潮社

 

中村は、ウクライナ侵攻の停戦の可能性について「この戦争をとめるのはロシア国民しかいないと思っている。

外交交渉で停戦はもうあり得ないと思う」と述べ、プーチン大統領自身は理性を失い、ウクライナのゼレンスキー大統領も引くに引けない状況にあると分析。「もう少し時間がかかる」と指摘した。

そのうえで2月24日の侵攻開始以来、反戦活動で逮捕者が出ているとされる「ロシア連邦保安局（旧KGB）」

<

「ロシア連邦保安庁」の解説2019年5月21日矢野　武
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/b457854d5eb57966b20ba94e021da649

「虚偽情報」の責任問われ、ロシア情報機関の職員１５０人追放…英紙「プーチン氏の怒りの兆候」2022/04/13【ロンドン＝池田慶太】
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/37d24bde98d5f2952a0612fb7ac6f298

>

がクーデターを起こして停めるしかないとも語った。

また、9月11日に行われるロシアの統一地方選挙も「ひとつの山場」だと言及。

かつてソ連崩壊へ波及したというロシアの統一地方選挙は、国政に直接関わるものではなく「反プーチンの意見が出やすい」という。

ウクライナ侵攻に対する有権者の反対の声が「地方から反戦の波」として広がっていき、その波が連邦保安局の中の反戦意見を持つ人たちとうまく絡めば戦争は停められると思うと語った。

https://news.1242.com/article/383148