2003年 韓国
ありらーん
キム ギドク監督作品
池の上のお堂で暮らす坊さんと小坊主…
坊主小坊主ふたり きり…
水上に
ふたり きり
って「弓」を思い出すなぁ〜
監督のセーヘキなんかなぁ…😅
こちらは健全に、坊主が留守のあいだは小坊主は薬草取りに行ったり健全…
って、学校行ってないし、
友達いないし
テレビもねぇし
ラジオもねぇし
カラオケ(空の桶)あるけれど、
おらの家には電気がねぇ〜
生活、小坊主は暇を持て余し、
魚、カエル、蛇に小石を括り付けるという、なんとも悪趣味な遊びをします。
それをじーと見てた坊主は、
夜中に小坊主に石を括りつけ、
「思い知るがよい」
と、カエルらーの救出に向かわせます。
一匹でも死んでたらお前は一生、心に石を背負うて生きるのだ…
😱
カエル以外はお亡くなりになって、
泣きじゃくる小坊主…
って、一生石を背負うとか、呪いの言葉じゃない〜?
やめたげてぇ!
ほんで、
こっそり魚らーを助けてると思ったのに、
放置してるし…坊主よ…おまい…
夏になり青年になった小坊主
病気の療養にきた少女と恋におち…
に
く
よ
く!
ざんまい!
坊主なぜか寝てるしw
でもいよいよ坊主が気づき、
「欲望が執着を生み執着が殺を呼ぶんや」
と、
元気になった少女をお返しにします。
いややーーー!
小坊主は観音様の石彫りとニワトリ持って逃走します。
去るもの追わず…
これも定め…
秋…
寂しくなったのか、ニャンコを調達してきた坊主…
お弁当食べようとしたら、新聞で、
妻を殺害して逃走したサンジュー代男の記事を発見…
これ、
小坊主やんけ!
小坊主はここにくる…待ってたらきました。
なんか昔はジャガイモボーイだったのに、
都会で何食ったんや?
妙にイケメンになってる小坊主…
小坊主は妻に捨てられた怒り、
殺しても治らず、
自殺を試みますが、うんぐージタバタ…
(これ、弓でもあったな。キムギドク監督も自殺を試みたことがあったのかも)
坊主が気づいて止めて、
「人を殺しても自分殺したらあかん」
折檻され、
折檻が終わったら、
坊主がニャンコのしっぽを筆にして書いた般若心経を掘りなはれ!
ニャンコのしっぽ使ったららめぇ-
動物虐待やん!
坊主!お前は間違うてる!
で、彫ってるときに刑事が来るんですが、
最後まで彫らせてください…
怒りを鎮めるためにやっとるん…
刑事さんは、
最初は銃の無駄うちしたり、嫌な感じでしたが、
小坊主の真剣な姿に心打たれ、
彫り終え、疲れ果てて意識を失った小坊主に上着かけてあげます。
で、坊主と一緒に般若心経に色をつけます。
小坊主はお縄になり、
一人残された坊主は、
な
ぜ
か
しょうしんじさつ?
焼身供養ってのがあるらしいです…
冬、
刑期を終えた小坊主がすでにおさーんになって戻りますが、
坊主はいない。
坊主が焼身供養した小舟から、なんか珠みたいのとりだします。
(昇進供養の証らしいです)
ありらーん
ありらーん
小坊主は引き出しから秘奥義みたいなの見つけて、
憲法?ヨガ?みたいなのに打ち込みます。
ある晩、顔を隠した若い女性が赤ん坊を連れて訪れます。
あーーーこれ
小坊主になるんやなぁ
ループか!
女性は夜中、赤ん坊を置いて去りますが、
途中、氷ついた池ですってんころり…
割れ目に落っこちて、亡くなります。
赤ちゃんが大泣きしてハイハイしていくんで、
ついていったら、女性の亡骸を発見する小坊主…
なぜか石を引きずり、観音さま持って山へ登ります。
ありらーん
ありらーん
アリターンが悲しげにでも元気よく…不思議なメロディですねぇ〜
小坊主は山のいただきに、
観音様を設置し、
そこからは、
小坊主らのお堂が一望できるのであった。
見守ってくださいとの祈りなのかな…
春がきて、
子供になった赤子の姿。
カメを見つけて叩いたりしますが、
叩いただけだし…セーフかな?
坊主小坊主でループしてて、
だんだんと自分の人生を選べる良い方向に進んでいるんだなぁとおもいました。
最初の坊主は生きるのに必死で、
肉欲とかにはたどりつかなかったんでしょうねぇ。
肉欲の果てを体験した小坊主は、
今度の小坊主をちゃんと学校に入れてあげたりして、
人生の選択肢を与える生き方をさせてあげるんじゃないかな?
と、思え、ループものはこうでなきゃねぇ〜
ほっこりしました。
面白い映画をありがとうございました☺️
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