鼻血

お母ちゃんが、鼻血を出した。

この頃、よくある。

トイレのスリッパに、血がたくさんついていた事があったので聞くと

「鼻をコソコソしてたら、血が出た。」と言う。

そうか。鼻が気持悪くて、ティッシュでコソコソしたのかな。それで出血したんだな。

と、思っていた。

けど、たった今、お母ちゃんが敷き布団に付いた血をふいている。

どうしたのかと、問うと、鼻血が付いたと言う。

鼻血なら何故、布団ではなく、枕に付かないのだろう。

本当に鼻血なのか。他の場所からの出血ではないだろうか。

ゴミ箱に、血の付いたティッシュが入っている事がよくある。

不安が、頭をよぎってパンパンになる。

私に心配させたくないからって、黙ってないでほしい。

もし、私に言うのがいやなら、先生には、言ってほしい。

お母ちゃんにしてあげられる事

私が、お母ちゃんにしてあげられる事って、なんだろう。

お母ちゃん、貴女を見ていると、切なくて、愛おしくて。

私は、貴女に命令してばかり。

お薬を飲んで。これを食べて。ｅｔｃ。

お母ちゃん、貴女は何を望んでいるんだろう。

私は、何をしてあげられるんだろう。

私とお母ちゃんは、どの位一緒にいられるんだろう。

この頃の、お母ちゃんを見ていると、自分の力のなさに腹立たしくなる。

とても、しんどそう。体が辛いんだろうね。

私は、ひどい事ばかり言っている。

何でこんな事出来ないの。薬を飲んでって言ってるのに、忘れる。

私は、心配で。この薬で、お母ちゃんの命は保たれている。

そう思うと、きつく言ってしまう。

服装だってそう。綺麗に着れないお母ちゃんに、怒ってしまう。

どの位、一緒にいられるか分からないのに、もっと優しく接してあげないと。

これからは、そうできるように努力するね。

1日も長く、一緒にいられますように。

お母ちゃんの腫瘍マーカーが下がった。

先月の血液検査の結果、お母ちゃんのＣＥＡは１２．０に下がっていた。

入院先の病院では、９．０　近所の医院では９．１

数字に違いはあるけれど、嬉しい。

数字の違いは、検査に出すところの違いのようだ。

入院先と近所の医院は、同じところに出している。

患者としては、どこに出しても同じであってほしいが、まあいいか。

下がっていることには、違いないから。


もう1つ、気になる事がある。

近所の医院で鉄分を検査すると、非常に高い。

お母ちゃんは、貧血のため、長期に渡って、鉄分を補う点滴をしてきた。

それが、原因だと思う。しかし、血液検査ではいつも貧血の結果が出る。

抗がん剤のゾネタを点滴する。その際に、いつもは、貧血の点滴もするが、

今回は止めてもらった。

先生は、「これは、気にしなくてもいい。」と言う。

けど、気になるよ。鉄分も、多く体に溜まっているのって良くないと思う。

今回も、貧血気味ではあったけど、だいぶ改善されていた。

とても嬉しい。　

お母ちゃんが寝てばかり

おかあちゃんが、食事と用足し以外は、寝てばかり。
夜中、ふと気がつくと、ベットに座ってじっとしている。

私が、「どうしたの。しんどいの。」って、聞くと「ううん。トイレ行こうと思って。」
なんで、トイレに行くのに何分も、ジッと座ってるんの？
その表情が、寂しそうにも見える。
この頃、私もストレスが溜まっていて、きつい言葉を母にかける事が、多々ある。

食事を思ったようにしてくれない。
作っても、ほとんど食べない日もある。

インターネットで、貧血にマグロとほうれん草を一緒にとればいいと見て
私は、すぐに実行した。野菜をほとんど食べない母のために「1日1本の野菜ジュース」
を補助のために飲ます。
それと、エンシュアリキッドを1本。これは温めて、コーヒーを入れる。これがお気に入りだ。

マグロは数日は、食べたが、もういい。と言う。
ほうれん草は、初めから1口が、大変という始末。

いらいらして、私は、「もう食べないなら、何も作らない。」と、きつく言う。

「もう、ええから。」と母。
それが、またムーとくる。

炊き込みご飯はお気に入りなので、野菜や揚げ豆腐やちりめんじゃこ・牛肉など
いっぱい入れる。
芋茎の酢の物（これが気に入っているので、総菜屋で買ってくる。）それと明太子。
それだけで、母はいいみたい。

でも、そんなんじゃ貧血はよくならない。
私は焦る。レバーも食べてくれなくて。

どうすりゃ、いいんだ。悩む事ばかり。

おっぱいに、しこりが・・・・・

おっぱいが痛い。とズーッと感じてた。
触ると、おっぱいにしこりがある。
乳輪の真下。　

先月、先生に「おっぱいが、痛いんですが。」と言った。
先生は、「みんな痛いと言ってるよ。」って。

そうなんだ。と思っていたけど。
心配だ。どうか、どうか、なんでもないように。
今月、マンモを撮る。
だから、はっきりすると思う。
もし、はっきりしなかったらＰＥＴを受診しようと思う。
先生は、前に言った時には、「あなたは、しなくてもいいよ。」って言われた。

川村カオリさんは、先生がＰＥＴを撮らなくてもいいと言われたけれど、
希望して、癌の再発が分かったらしい。

患者は自分だものね。
先生より自分の方が、感じるって事あるような気がする。

なんだか、今日は寝つきが悪い。