おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん

2010年10月17日 17時17分37秒 | 老いを考える
先日、母を連れて病院へ行った。
母は、車いすの上で寝ている。
話しかけても、返事はなく眠っている。
連休明けだったので、患者さんも多かった。

点滴を受ける間も、眠っていた。
看護師さんに、診察日ではないが診てもらったほうがいいか聞く。
その方がいいだろうと、順番を取って下さった。

診察室に入っても、母は眠っていた。
先生がこられても眠っていた。
おかあちゃん、先生だよ。っと起すと
母は、「あっ。先生こんばんは。」
そう言うと、また眠ってしまった。

先生は、「貧血状態も解消されている。
これは、病気が原因はなさそうだ。
困ったね。何でかな。」
私には、先生の言いたい事は、だいたい分かった。
「寿命だよ。お歳だよ。」
覚悟しなさいと、言われたと思う。

先生は、点滴の終わった母に脱水状態なので、もう1本点滴をしよう。
ズーと寝ていた母が、点滴が終わりかけた頃、寝ざめてペットボトルの紅茶を
自身が持って飲んだ。
この変化に、驚いた。嬉しかった。まだまだ行けるかも。
看護師さんも、驚いていた。

点滴が終わって、病院を出たのは、4時をまわっていた。

そして、今日 やっぱり眠っている。
それでも、奇跡を信じたい。
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もう、いいんだよ

2010年10月12日 06時13分25秒 | 老いを考える
おかあちゃんの容態は、きびしいものになっている。
足も、動かない。なのに、トイレに行く。
私は、トイレのたびベットから起し、手を持って連れていく。
そして、下着を下す。
おかあちゃんには、「もういいんだよ。
行かなくても。ちゃんと下着は変えてあげるから。
その為の、パンパースだから。」
それでも、トイレの度に起きる。
そして、不自由な体で、トイレに行くと言う。
それが、可哀想で。

そんなに、トイレ トイレと言うが、パンパースはグッショリ。
日に何回も取りかえる。
それを、言うとおかあちゃんは笑う。

痴呆も急に進んでいる。
私が、台所をしていると、歩けない足でトイレに行こうとするが
洗面所に向かってる。

「どうしたの。どこへ行くの。」
私は強い口調で言う。
恥ずかしい。何で優しく連れて行けないんだろう。
そんな母に、早くと追い立て1人で行けと言う。
つい最近までの出来ごと。
後どれ位、一緒に居られるかわからないのに。
とにかく付き合おう。
トイレに付き合う位、何ともないじゃないか。
今は、そう思う。決して楽ではない。

悲しいけれど、考えたくないけれど、別れは
徐々に、近づいているのかな。
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