おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

今日 退院

2011年09月30日 14時30分43秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんが今日退院します。泣かないと誓っても涙が出てきます。おかあちゃんも私も11月に治療しています。不安です。こんなに小さくてかわいいおかあちゃんが私を全身で愛してくれました。私は世界一幸せな子供です。大事に育ててくれてありがとうございます。心配ばかりさせてごめんなさい。何度ありがとうと言っても尽くせないです。今日の5時に訪問医療の契約をします。どうかこの契約がおかあちゃんに取っていいものでありますように。
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命の期限

2011年09月29日 01時28分23秒 | 母の事(肺がん) そして絆
何にも期限があるのやな。
おかあちゃんの肺には沢山の水が溜まっている。
おかあちゃんの小さな体を何故こんなに次々辛い事ばかり起こるのか。
先生から「頭痛は治ったから、早く家に連れて帰ってあげたほうがいい。」と言われた。家で過ごした方がいいでしょう。とても悪い状態であると伝えられた。
おかあちゃんに「帰ろうね。」と言った。私は、今度こそおかあちゃんの意思を尊重して、延命ではなく痛み苦しみを取る方向で進めていきたい。そして私が、おかあちゃんの娘でどれだけ幸せだったか。おかあちゃんを愛しているか。もっともっと伝えたい。
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入院6日目

2011年09月28日 01時09分39秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんの頭痛は日々よくなっている。だけど、朝方に痛くなる。看護師のトラウマで、やっばり治らないんではと心を閉ざす。
分かりやすいよ。おかあちゃん。
何の反応も示さない。返事もしない。目も開けない。何かを探ろうとしてるかな。何も分からないから本当の事を言うのでないかな。そんな事を考えているのかな。
昨夜、ぐずるおかあちゃんの横に寝た。首の下に腕を入れ反対の手で苦しがる胸をさすった。
同じ方向を向いていた。私はおかあちゃんの好きだった「月の砂漠」を歌った。うるさかったかな。先の鞍には私で後の鞍にはおかあちゃん。って入れたりして。そのまま寝てしまった。朝、看護師に言われたよ。
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入院5日目

2011年09月26日 02時22分16秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんの入院も5日目。様子が変。
とてもしんどい時があるんだろう。『Bye-byeしたい』と言う。「もう、お別れしたいの。苦しいの。」そんな会話が幾度も繰り返された。
おかあちゃんは、朝食後、看護師が何度起こそうとしても起きなかった。
うわごとのように、言葉にならない事を苦しい表情で言い続けた。
今ではないか。おかあちゃんの意識に従うのは。退院します。治療は止めてください。と言おう。

夜8時過ぎになっておかあちゃんの目が開いた。「お腹空いてない。何か食べる。」顔を縦に振る。
「治療は受けるの?」「うん。」と言う。
良かった。もう少しあの事は後にしよう。
大きなプリンを全部食べた。きっと看護師に見られたら「そんなに甘いものを食べると血糖が上がります。」と叱られるだろう。もういいではないか。おかあちゃん。この世に生ある限り体に悪い事をイッバイしようね。
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おかあちゃんが入院した。

2011年09月24日 02時18分38秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんが、また入院した。
頭が痛いと涙を流す。私は、おかあちゃんを主治医の元へ連れて行った。
造影剤を入れCTを撮った。先生の話では、ガンマをした部分が大きいなっていると言う。
私は、放射線をかけたところが大きくなるなんてあるのかなと思った。いつもの点滴をして帰った。
しばらくすると頭が痛いとおかあちゃんは苦しみだした。電話で主治医に尋ねた。事務員を帰して返事は、うちに来てもする事はない。痛み止めの薬を飲んで様子を見てと言うものだった。
逃げたな。って言うとおかあちゃんは大粒の涙を流した。私は、おかあちゃんを抱いて声をあげてごめんね。ごめんね。と泣いた。おかあちゃんは、背中を黙ってさすってくれた。
ガンマをした病院に電話した。先生は帰られたが、系列の病院に脳外科の先生がいる。7時までに来れるなら見てもらえると連絡して来てくれた。30分しかなかったが車で10分くらいで行ける。
診察後、このまま入院してください。と言われた。
おかあちゃんは、嫌がったが、個室をお願いして私も付き添うからと入院する事になった。
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イレッサ

2011年09月20日 08時27分37秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんの腫瘍マーカーが上昇した。
今度こそと思った。

おかあちゃんはこの頃、いろいろ悲しい言葉を口にする。
「もう、お別れや。」「さよならや。」
『何でそんな事をいうの。しんどいの。苦しいの。』
涙が止まらなかった。自分の親はなぜか死なないし、いつまでもそばにいてくれると
漠然と思っていた。
現実はそんな事はありえない。分かり切った事なのに…
ただ抱きしめるしかなかった。「ありがとう。私を生んでくれてありがとう。
おかあちゃんになってくれてありがとう。頑張ってくれてありがとう。
もっと、もっと一緒にいたいよ。」
おかあちゃんの手が。私の背中にあるおかあちゃんの手が私を抱きしめてくれた。
よしよしというように何度もさすってくれた。
「頑張らなくていいよ。行きたいと思った時に行っていいんだよ。ありがとう。」

脳の健診があった。MRIを撮った。結果は転移もなく、治療した部分も良好という事だった。
私は、脳に何かがあったら、もう覚悟を決めようと思っていた。
数日前に胸水が溜まっている。このまま増えていったら、厳しいと言われた。
胸に針を刺して、水を抜きそこに抗がん剤を入れる方法があるがおかあちゃんには
体がもたない。このまま様子をみようと言われた。

脳が良好という結果に、イレッサの量を増やす事に決めた。
現状は週3回。それを週5回と言ったが、白血球が減っているので週4回にしようと言われた。
まだまだあきらめない。積極的に。そして体に負担になりにくい。そんな治療をしようね。
イレッサさん、効いて下さいね。
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イレッサ

2011年09月08日 08時25分21秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんの肺に胸水が溜まった。
本人は体調に変化はない。週3回の病院通いは限界かもしれない。
時間にして40分から1時間はかかる。
後部座席に寝かせて行くけれど、帰ってきたら疲れて親子で
ぐっすり寝込んでしまう。

イレッサが効かなくなったのか。週3回では副作用も少なくよかったのだが。
腫瘍マーカーも上昇。先生は胸に直接針を刺して胸水を抜きその中に抗がん剤を入れる方法が
あるが、体力的に出来ない。
今は、元気だし、息苦しさも感じていないんでこのまま様子を見る。
進んできたら、最悪を承知でこの方法を試すか。と言われた。
この事を言われた時に、おかあちゃんがいたので私は何も言わなかった。
だけど、私は最期にきた時にはそんな事はしたくない。
尊厳を守りたい。息をしてればいいというものではない気がする。
今度、先生に伝えたいと思っている。

緩和ケアーを考える時期がきたのかも。
在宅ホスピスがあると聞きメールをした。
今かかっている先生に了解を取らなければならない。
私は、
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おかあちゃん 笑って 

2011年09月02日 11時52分43秒 | 老いを考える
おかあちゃんの顔から笑顔が消えた。
前は1日中笑っていたのに…
言葉もはっきりしない。何をいっているのか分からない。
私から「痛いの。」「しんどいの。」「食べる?」と言う。本当は分かるまでジッと聞いてあげないと。
よくは聞いているんだけど。分からないので「そうか。そうか。」と言うと
おかあちゃんも、もういいやって思うのかな。うんうんと頷く。
そんな事もあるのか話さなくなった。

ちょっと前に、点滴に行った時いつもは常時、おかあちゃんの横に付いているのだけど
「すぐに帰ってくるからね。」と言って買い物に出かけた。
本当にすぐに帰ってきたのだけれど、帰ると看護師がおかあちゃんの足をさすってくれていた。
礼を言い交代した。おかあちゃんが愚図ったのはおしっこしたから。
気持悪くなったらよく愚図る。でも看護師にはいえなかったんだね。

おしめを替えると気持よさそうにした。
この日から、おかあちゃんの言葉は激減した。
後でおかあちゃんは私が嫌いだと言う。そんな事いままで言ったことなかったのに。
よく聞いてみると看護師がおかあちゃんは何も分からないと思っていろいろ言ったみたい。
他の患者さん達と話ってたらしい。何を言ってたかは言ってくれなかった。
看護師の一言がお母ちゃんの心を深く傷つけた。
「人の言う事で傷ついてるなんて。気にしないで。私がついてるよ。」
そう言ったけどおかあちゃんの心は回復しない。


※ 世の看護師さんへ
何も分からないと思っても、誠実に接して下さいね。
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