民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

津軽の味覚トゲクリガニとの思い出

2017年05月08日 | グルメ
青森県津軽地方の春先の味覚と言えば「トゲクリガニ」。

全国的にはほとんど知られていないけど、毛ガニと同様、「クリガニ科」の仲間。

丁度、桜祭りシーズンが旬なので、この蟹を食べながら花見をして飲むってのが津軽人の定番。

毛ガニより小ぶりながら、リーズナブル、身は繊細で甘く、濃厚な味わいのカニ味噌、さらにメスの卵(内子)が絶品なのである。

卵の入ったメスの人気が高いのだけど、オスの方が大きく、美味しいと言われている。

数日前、そんな「トゲクリガニ」を飯田に住む唯一の津軽人友達に頂いた。

おー!懐かしい味!
何年ぶりなんだろ!
やっぱ春はコレ食べないとなー!

…って感動したかったけど、実は食べるのは初めて(゚o゚;

知った風に書いといて食べたコトないんかーい!
って感じだけど、両親とも津軽人ではないので、食べる機会がなかった。

その存在すら知らずに子ども時代を過ごし、そのまま青森県を離れて今に至る。

残念ながら、トゲクリガニエピソードが皆無なのだ(T_T)

ここ数年で、ネット上で存在を知り、津軽人が愛する「トゲクリガニ」とは、どんな味なんだろうって思ってた。

今回の帰省で食べれるかな?と思ってたけど、気がつけば見かけるコトすらなく終わってしまった。

そんなタイミングで偶然にも頂いたって訳だ。

長野県で(笑)

夜勤あけで一日中色々やってクタクタで帰宅したボクは、とりあえず火を起こした。
海鮮を食す=バーベキュー…という無意識な行動だ。

でも、待てよ?

茹でて冷凍してあるはずだから、焼かなくて良いのでは?

そう思ってググったらやはり、焼いて食べる人なんていなかった(笑)
危ない危ない(^.^;

そんな訳で網の端っこで温める程度にして食べるコトに。頂いた方に少し聞いてはいたけど、当然食べるのは初めて。食べ方の正解が分からないまま、解体して食べてみた。

うめぇー!

磯の風味が凝縮されたその味は、濃厚でどこか甘く、とにかく絶品。

食べ方が正解だったかは知らないけれど、旨かったから良しとする。

こんな美味いものを食べながら花見をするなんて、津軽人はなんて幸せなんだろうか。
青森県の酒を飲みながら、故郷に想いを馳せるボクなのであった。