民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

ありがとうを積み重ねる

2017年06月29日 | 児童養護施設の仕事
先日、梅雨前線が停滞するジメジメして蒸し暑く不快な日に、誕生日を迎えた雨男のボクである。

そんな爽やか(笑)なボクを、施設の子どもたちもお祝いしてくれた。

おめでとー。

特別なサプライズがある訳でもないけど、少なくない子たちが誕生日を覚えていてくれて、声をかけてくれた。

嬉しいなーと素直に思う。

ボクと同じ誕生日だってコトもあり、当日、顔出してくれたのは、以前、施設を出たAくん。

残念ながら、その日、ボクはいなかったんだけど、翌日、再度、ケーキを買って届けてくれた。

どんなのが好みだか分からないからって、わざわざ三種類も買ってきてくれたAくん。そんな優しさに感謝しながら、プリンケーキを選び、しばし彼の近況に耳を傾けた。

もちろん一緒にケーキを食べながら。

施設にいた頃と同じ様な、ボクとのくだらないバカ話が心地良い。

そんな風に話してくれるAくん。

こちらこそ、だ。

ありがとう。

Bさんは、バースデーカードを書いてくれた。それを一緒に見ていたCちゃんが、なんで「聞いてくれて」じゃなくて「聴いてくれて」なの?と口を挟んできた。

説明出来ず、一瞬、ムッとするBさん。

ボクはすかさず説明した。

「聴く」っていう字はね、耳+目と心だから、普通に「聞く」よりも丁寧に耳を傾けるって意味なんだよ。

そんな風な字を使ってくれてBさん、ありがとな、嬉しいよ。

Bさんは晴れやかな表情になり、Cちゃんも納得の表情だった。

一件落着(^_-)

プライバシーの問題とか色々あって、子どもとのエピソードはあまりブログには書けないんだけど、こういうエピソードは山ほどある。

その一つひとつがボクを強く、優しくしてくれ、この土地に、この職場に、居場所を作ってくれている。

また、自分のしている支援が正しいかは分からないけど、こういう子どもの反応があると、間違ってはいないとも思えてくる。

とにかく子どもたちには「ありがとう」だ。

ちなみに「聴」という字の説明は、金八先生からの受け売りである(笑)