民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

涙雨

2018年08月16日 | 日記
70歳になった親父五年前に脳の血管が破裂して生死を彷徨った。あれから五年ほど経ち、孫が四人増えた。

生きるってステキだ。生涯かけて研究者だった親父。

様々な不自由を乗り越えながら知的欲求を満たそうとしてきた。

その姿には、息子として心から敬意を表する。

社会的弱者への優しい眼差しは、自身がその立場になっても変わるコトはなかった。生きること、最期を迎えること、決断すること。
息子として、家族として何が出来るのか、すべきなのか。

色々考えさせられた数日間だった。

そして今も考えている。

昨夜、友人数人が集まってくれて飲んだ。

ほんの少しと言ってたのに、結局、かなり飲んだ。

そんな友人たちがいるコト、帰る故郷があるコト、幸せだなぁといつも思う。

ボクの故郷、津軽は不器用だけど、これでもかって位にあたたかく、アツく、優しい。

そんな故郷を作ってくれたのは、元々、津軽には縁もゆかりもなかった両親だ。

児童養護施設職員でもない、父でもない、夫でもない、息子でもない。

ただの無責任なみんぺーになった時、ふと涙が溢れ出た。

生きるってステキだ。

涙雨だなぁ。

雨男であるボクの帰郷に合わせて雨が降り始めたコトを伝えると、親父がそうつぶやいた。

どんな想いでそうつぶやいたかは分からない。
この両親から生まれ、津軽という地で育ったコトに心から幸せを感じる。

生きるってステキだ。

ありがとう。

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