飯田に来て、最初の冬に少し驚いたコトがある。
路上の雪を竹ホウキで掃く人たちの姿だ。
雪をホウキで掃く!?
青森県出身、飯田に来る前は松本、長野に住んでいたボク。
雪は雪かきでかくってのが当たり前だと思っていた。
雪かきするまでもない積雪であれば、放っておけば勝手に溶ける。
長野県最南の市、飯田では、ほとんど雪が積もらない。
たまにどかっと降るコトもあるけれど。
そんな飯田の人達はサラッと積もった雪を竹ホウキで掃くのである。
竹ホウキはゴミとか落ち葉を掃くものであって雪を掃くものではない。
雪をなめるなーーーっ!
当時のボクはそう思ったものだ。
北国出身のプライド!?があったんだろう。あれから20年くらいたった夜勤あけの今朝、気がつくと、何の疑問も持たず薄っすら積もった雪を竹ホウキで掃いていた。
故郷青森県からは例年以上の大雪画像が続々と届いている。
故郷の皆に罪悪感を持ちつつ、いつも通り自転車で帰宅するボクであった。
故郷の皆に罪悪感を持ちつつ、いつも通り自転車で帰宅するボクであった。
人はこうして環境や地域に順応していくんだろう。
もはや何だか良く分からなくなっているけれど、北国出身のブライドはこれからも大切にしていきたいと思う。
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