民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

後輩と児童養護施設職員

2019年09月27日 | 児童養護施設の仕事
どこの職場、業界も同じだと思うけれど、新人たちをいかに育てていくかが課題である。

児童養護施設への就職希望者は決して多くない。

不規則勤務で夜勤あるし、とりあえずしんどいイメージだからだろう。

それなのに社会的認知度は低く、待遇も見合っているとは言えない。

一昔前みたいに志望者を待ってるだけではダメで、積極的に保育士養成校や教育、福祉関連の四年制大学なんかにアプローチする必要がある。

大変なのは事実だけどやりがいがあり、社会に必要とされている仕事だってのをアピールしていく必要がある。

待遇も少しずつ改善されてきた。

ただし、誰でも良いって訳ではなく、合う、合わないがある仕事。 

本当に。

だからこそ、実習生や就職前提に見学に来た方には、決して良い面だけ伝えずに、しんどい面も事実として伝える。

ただし、明るく前向きに、そして丁寧に。

プライバシーの問題とか色々あって、制約も多いけれど、このブログは、そんなコトを考慮しながら発信しているつもり。

先日夜、とある後輩が、話を聞いて欲しいと言ってきた。

今にも泣き出しそうな顔で。

とある子どもに、言いたくはないけれど、担当として言わなくちゃいけないコトを言ったら、激しく反発され…

「親でもないくせに」と言われたとのコト。

親でもないくせに…

ボク自身、いったい何度、そんな言葉をぶつけられたコトだろうか。

他にも、シネ、クズ、ゴミ、カス、消えろ…

普通に生きていたら浴びせられるコトのない言葉の数々…^_^;

頑張りが報われない、いや、報われにくい仕事である。

後輩の言葉に一通り耳を傾けた後…

ボクの経験、子どもが発する言葉の裏側、その子の背景…様々なコトを伝えつつ

でも理屈じゃなく、そういう言葉をぶつけられるしんどさには共感した。

だって人間だもん。

そりゃ傷つくし、しんどいよね。

その後輩は目を真っ赤にして言った。

でも、オレ、〜くんのコト、好きなんですよね。

だから余計に悲しくて。

そうかー。

まだまだ経験も浅い後輩だ。

なかなか感情を表に出さず、どんな想いで仕事してるんだろ?ってタイプ。

そんな後輩がぶつかった壁、理屈抜きに溢れ出た感情。

もらい泣きしそうなのを全力で堪えつつ、この後輩は、大丈夫だなって思った。

児童養護施設職員

人相手の仕事、更に人を育てる仕事、本当に大変だ。

親じゃないからこそ出来るコト、やらなきゃいけないコトもある。

しんどい想いを吐き出してくれてありがとう。頑張ろう、後輩。

その夜飲んだ安いビールみたいなやつは、なんだかいつもより美味かった。

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