前回の内容と少しかぶるのだけど、児童養護施設職員って「先生」とは違う。
今でもごく自然に「○○先生」と呼びあっている施設も少なくない。
けれど、うちの職場は、少なくともボクが就職した20年前にはそうじゃなくなっていた。
○○さん、○○ちゃん、その他周りが不快に思わない愛称で呼ばれている。
ちなみにボクは○ぺーちゃんだ(笑)
教育学部で学んできたボクは、当初、気がつくと「先生」になっていた。
行動、口調、思考…その全てが。
色々が上手くいかなかった。
あれ?先生じゃない道を選んだはずなのに何やってるんだろ。
児童養護施設は家庭的役割である。
学校ではない。
子ども達にとっての「家」なのである。
一日学校で頑張ってきて帰宅したら、また「先生」がいるって疲れちゃうよなーと思った。
「学校」感や「先生」感を出さないようにしよう。
子どもが間違って「先生」って呼んだら「先生じゃないよー」って返すコトに。
まぁ深く考えず「先生」呼びって便利で楽なんだけど(笑)
施設職員って親代わりですよねー
お父さんみたいですよねー
そんな風に外部の方に言われるコトが多い。
そうなんだけど、そうでもないというか…。
確かに子ども達にとってそんな存在になろうと思った頃もある。
でもそれも違うと気付いた。
親との関係性は一人ひとり違う。
施設職員がどんな存在かは子ども達が自由に思うことで、こちらが意識する必要はない。
結果的に、お父さんみたいな存在って思ってくれたら、それはそれで嬉しいし、頑張ろうって思うけど。
子どもと施設職員の関係性も一人ひとり違う。
ボクは「先生」感を出さない職員だ。
子どもにとって頼れる施設職員○ぺーちゃんになろう。
そんな風に思えてからは肩に力が入らなくなり、ユルく、でも臨機応変に、自分なりのプロ意識を持って子ども達と向き合えるようになった。
あと数ヶ月で45歳になる。
今更変えれないので、この先もボクは「○ぺーちゃん」と呼ばれるんだろう。
きっと60歳になっても(笑)
そんなユルい施設職員人生、悪くない。こうなったら最強の施設職員○ぺーちゃんを目指そうと思う。親しき仲にも礼儀あり、そんなメリハリも大切にしながらね。あ、全ての児童養護施設や職員がこんな風ではないので…悪しからず(^-^;)
確かに、家に帰ってもまた先生がいたら
子どもも気が休まりませんよね。
前回のブログの本読みの宿題にもほっこりしました。
何にほっこり安心したかというと
やっぱり全てを『それでもいいよ』と優しく受け止めて関わりを楽しんでいる○ぺーさんの(ごめんなさい。お名前がわからず💧)
姿を想像するとほっこりしたんです。
いつも応援しています。
またブログ楽しみにしています。