☆ 台風で停電の夜

昨日、台風の音で恐怖でした。
今まで住んでいたコンクリートの集合住宅にも、近年は轟々と地響きのする台風が
毎年のように暴れまわっていたので、そのうち窓ガラスが木端微塵かと危惧していましたが、
一軒家に住まうのはまた一味も二味もちがうものでした。

バリバリバリバリ　ってカミナリのような音。
最初は雷が沢山鳴ると家が揺れると思っていました。
その内、バリバリバリバリ　の連続音は、風が何かに突き当たって
腹立ちまぎれに出す音だと気が付きました。
台風が関東に近づくにつれ、腹立ち音が激しくなります。
一番酷かったのは、午後９時くらいでしょうか。
テーブルの上のペットボトルの水が地震のように揺れています。
　
この家は免震住宅なのでした。
免震　というと地面に直接張り付いていないんですよね。

それでも、どんな良いものにも長所と欠点は付き物なのですね。
私たちが引っ越す前に、もう引っ越しを済ませたくーくんママに電話して
住み心地を尋ねたところ、地震ではほとんど揺れませんが風には揺れるんです、との
ことでした。

なーるほど！？

夜の１１時半には風が少しづつおさまったようなのでパソコンを広げました。
１２時０５分。
電気が消えました。

えっ、停電？

一応、停電に備えて懐中電灯や、ろうそく　マッチ　着火用具　ラジオ　携帯の充電　等を準備していましたが
肝心な物は、引っ越し騒動で何処にしまったか、分かりません。
ま、良っか！

停電の恐れがあるので準備の時にエプロンを着けました。
エプロンにはポケットが２ヵ所あります。
マッチ、携帯電話、懐中電灯、ロウソク１本を入れました。
震災の時の知恵です。

電電の後、息子が来てブレイカーを調べています。
ウチだけかも？　おいおい！
　
家の外に出るともう地面は乾き、爽やかで　両隣りも前後も電気が煌々と点いています。
東電に電話しないと。

ところがやっぱり停電だったようです。
近くの交差点は停電でお巡りさんが交通整理をしているとのことです。
ウチの電気は隣り近所とは別口の配線なのだそうです。

「原因が分かり次第復旧します」とのことだったそうです。
大きなランタンを持ってきてくれました。

冷蔵庫の開け閉めはしなくて済みました。

通常の電気を消した後は、小さな電球が点きますが


停電した後は上の部分が懐中電灯になり、自然に点灯します。




寝室にはこれをつけたまま寝ました。
停電が復旧すると、また勝手に　小さい電球が付き、明るくなると自然に消えます。
とても便利な良い子です。