風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

河口の風景 雲出川古川 

2016-03-26 | 三重県・海・伊勢湾
 三重県津市の雲出(くもず)川古川の河口です。
 雲出川は奈良県境に位置する三峰山を源として、伊勢湾にそそぐ一級河川です。
 雲出川古川は雲出川の分流です。
 今回から時々、「河口の風景」として県内の主な川の河口部をご紹介します。
 今回は、たまたま河口部にたくさんいた、水鳥を中心に取り上げました。



②河口にはたくさんの水鳥の姿があります。
 これはすべてカモです。
 遠くの街は伊勢市です。





④少し上流部です。
 後方は香良洲漁港の灯台です。
 干潮から1時間半後、潮替わりの上げ潮が川の上流に向かって押し寄せて行きます。





⑥私はかってこの付近や、もっと海に面した堤防上で釣りをしたことが何度もあります。
 しかしこのような、激しい上げ潮は初めて見るように思います。
 もっとも、釣りをしているときは、釣竿の先しか見ていないものですが。


⑦川をさかのぼる波の波頭が強い向かい風に飛ばされて、川が沸き立っているように見えます。


⑧しかし鳥たちは平然として、波に身をゆだねています。


⑨これはカモとカモメが混在しています。


⑩こちらは手前はカモ、奥はカモメです。


⑩見にくいですが、遠くに架かる津香良洲大橋のたもと付近にもたくさんの鳥の姿があります。


⑪さてこちらは、香良洲漁港の防波堤からです。
 遠くの白い点々はすべてカモメです。
 200羽以上の大群が海面から一斉に飛び立ちました。


⑫群れは散らばりながら、雲出川古川の河口部を目指しています。


⑬群れの先端は灯台の上までやってきました。


⑭大群の動きに刺激されたのか、防波堤にいた群れも飛び立ちました。


⑮夕陽に羽根が輝いています。
 見上げると優美な飛翔姿です。


⑯カモメの大群はどうやら今夜は河口部で過ごすようです。

 

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7 コメント

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Unknown (yukisemi)
2016-03-26 09:57:43
おはようございます。
汽水域のたくさんの水鳥は、
河口の豊かさの証でしょうか。
河口と聞いて連想するのはスズキ、
アサリ、ちょっと変ですが人の生活です。
⑩の写真にホットさせられました。

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こんにちは^^。 (mako)
2016-03-26 10:22:54
下から2番目の写真、いいですね^^v
動くものはチャンスが難しいです^^;
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yukisemiさま (いせえび)
2016-03-26 11:51:40
こんにちは。コメントをいただき、ありがとうございます。
河口の汽水域のスズキ釣り、いいですね。
私もかってスズキねらいもしましたが、釣れるは大きくてマダカ、ほとんどがセイゴクラスでした。
先日香良洲漁港へ行った際、ルアー釣りの青年に何ねらいか聞いたところ、「シーバス」との答えが返ってきました。
あのセイゴがルアーでの釣りとなると、このような味気ない名前に変わるようです(^^;)。
先日、この「河口の風景」の下見に、2つばかりの河口部をまわって来ましたが、どこも絵になりにくく、困っています(^^;)。
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makoさま (いせえび)
2016-03-26 11:59:40
こんにちは。コメントをいただき、ありがとうございます。
私はもっぱら動かない、風景ばかりを撮ってきましたので、今回のような水鳥の飛翔は捉えるのがむずかしかったですね。
流し撮りはブレぶれ、普段は絞り優先なのでシャッター速度の間違いなどでうまく行きません。
特にシロチドリのような小さな動きの素早い鳥は、追うだけでたいへんです。
そのてん、カモメさんは大きく、ゆったりと、協力的に上空を飛んでくれましたので助かりました(^^)。
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Unknown (Unknown)
2016-03-26 15:15:42
いせえびさま、こんにちわ。
今日は快晴でした~
⑪⑫が一番美しくて⑬⑭⑮と長閑な眺めに酔い⑯の風景で現実に引き戻された感じが・・・でも時間が経って太陽が沈んでゆく情景が鳥たちを染めてゆく自然美、素敵です。
潮風や波の音が聞こえてきそうです。

海釣りに行った時、砂浜でルアーを使ってキス釣りをしたときはダブルでかかって嬉しかった思い出があります。



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名前の記入漏れ! (ちひろ)
2016-03-26 15:17:18
すみません。
名前漏れでコメントしました。
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ちひろさま (いせえび)
2016-03-26 17:43:22
こんにちは。コメントをいただき、ありがとうございます。
すごいですねえ、ルアーでキス釣りの経験がおありですか!
私はエサ釣りばかりで、サビキ以外、ルアーなどを使った経験がありません。
防波堤の上からながめると、砂浜と松林は続き、海は青く雄大な景色が広がります。
どうしてか、あれだけのカモメの大群が一斉に飛び立ったのです。
私は海の上に浮かんでいるカモメが、白い波頭だと思っていたので驚きました。
彼らは悠々と夕空を舞ってから、波静かな河口部で今夜を過ごすようです。
この写真からいくばくかの、潮風や潮騒、潮の香などを感じていただければ、うれしいです。

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