30年前の「消費税3%」で建てられた58億円ホテル、今は廃墟

2019年08月31日 | 政治社会問題

30年前の「消費税3%」で建てられた58億円ホテル、今は廃墟

8/31(土) 15:00配信

マネーポストWEB
30年前の「消費税3%」で建てられた58億円ホテル、今は廃墟

今や廃墟スポットになっている「王子アルカディア」

 1989年4月に消費税が創設された際、時の竹下登首相は、「高齢化への対応」と「財政再建」を掲げ、「国民に広く浅く、公平に負担していただく」と述べていた。だが、国民から徴収された税金の本当の使い途は藪の中でわかりにくくされている。一体全体、国民が支払ったあの増税のカネは何に使われ、どこに消えたのか。『週刊ポスト』取材班は増税の“遺跡”を探して全国に飛んだ──。

 岡山県の桜の名所として知られる瀬戸内海国立公園内の王子が岳の山頂展望台から遊歩道を少し下ると、生い茂った木々の間から突然、地中海風の巨大な建物「王子アルカディアリゾートホテル」の廃墟が姿を現わした。

 敷地の入り口近くには、「立入禁止」の看板がある。ここが“増税の遺跡”のひとつだ。

 このホテルは環境省(当時は環境庁)が全国5か所を指定した国立・国定公園施設整備事業の第一号案件で、「瀬戸大橋が一望できるリゾート」を売りに同省(庁)所管の特殊法人「環境事業団」がリゾート法による国の融資約40億円で1993年に建設した。

 地元・玉野市が出資する第三セクターの運営会社が買い取って経営する計画だった。

「瀬戸大橋の開通で国立公園のあの地域の利用者が増え、公害の増加を招かないよう利用者を分散させる目的であの案ができ上がった。あくまで公害防止の大きな目的があった」

 環境事業団理事長は国会でそんな屁理屈をこねた。ところが、運営会社の資金繰りが悪化して内装工事が中断、一度もオープンしないまま競売にかけられてわずか約1億円で落札された。知る人ぞ知る廃墟スポットとなっている。

「この事業は環境省からの無利子融資で行なわれていました。玉野市の損失は運営会社への出資金500万円で、残りは環境省が引き受けたことになります」(同市商工観光課)

 環境事業団はこのホテル建設に使った資金、延滞利息、延滞損害金などを合わせて約58億円が回収不能となり、最後は税金で穴埋めされたのである。消費税創設を機に、こうした公共事業が全国に展開されていった。

※週刊ポスト2019年9月6日号




3404 | 1分前

な、結局これ。

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qqa***** | 2分前

廃墟マニアにはたまらん感じのホテルですねぇ草、以前は廃墟マニアだったけど、よからぬ物を連れてきたので、家にいたよからぬ物を見た彼女が大激怒して唖然として爆笑しました。

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rig***** | 3分前

特殊法人を作って天下り先の確保するつもりが…

ド素人がリゾート事業の知識もなく、速攻で頓挫

失敗しても自分達の腹は痛まないので、安易に税金投入で店じまい

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yam***** | 3分前

面白くもなんともない、腹立つわ、みんな選挙に行こうぜ、それしかない

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2SC372Y | 4分前

高齢化対策とか漠然とした理由で増税して結局当初の「目的」から外れたところで無駄遣い。
ついでに国家公務員の給料も大企業に比例させてどんどん高くなる。

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匿名希望 | 5分前

投資は独自に日経平均のインデックスファンドを作って投資すれば文句なさそう

そもそも運用はリスクを考えながら慎重にするものなのに、失敗してもノーリスクの立場の人間がしたら失敗は確実

おとなしく運用は民間に任せて欲しい

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mas***** | 5分前

リゾート法で痛い目にあった人おおいよね。カジノは、大丈夫か。

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はんぱ組.inc | 5分前

こんな明らかな税金の無駄遣いが何の罪にも問われないのはおかしい。無駄遣いし放題を認めているようなもの。




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