ヒガンバナ科ヒガンバナ(リコリス)属。お彼岸の季節に田んぼのあぜ道や土手で見かけることが多いが、これはノネズミがあぜ道や土手に穴をあけるのを、ヒガンバナの毒性のある球根を植えることで防ぐためとか、球根が強いので田んぼのあぜ道部分に植えて、畔つくりを強くするためとか言われています。 花の後で葉が伸びてくるが、冬と春を超えて夏近くなると葉は全く消えてしまう。花と葉を一緒に見ることが出来ない。 原産地:日本、中国原産。 球根部分にリコリンという毒がある。この毒は水で何回も晒せばとれるので、昔の人はこの根の部分からデンプンを取って飢饉の際の食用にした。 ヒガンバナは中国にも広く自生し秋の彼岸の期間に花を咲かせるために、この名前の由来がある。 東京周辺の見どころ:巾着田(キンチャクタ)。 埼玉県飯能近くにある高麗川沿いの水田で、日本一の規模のヒガンバナ群生地として知られている。 開花期:9月中旬~9月下旬。 不思議な形の花です。放射状の舌状花をもつ。 花色は赤、白、ピンク、黄色、クリームなど、花の白いシロマンジュシャゲ(白曼珠沙華)もあります。 9月20日の誕生花。 花言葉:花の色により異なるが全般として、「情熱」、「独立」、「再開」、「あきらめ、「転生」、「悲しい思い出」、「思うはあなた一人」、「また逢う日を楽しみに」。 別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)、ドクバナ(毒花)、カミナリバナ(雷花)。
写真 ヒガンバナ(彼岸花) 9月15日・清水公園 晴
写真 ヒガンバナ(彼岸花) 9月15日・清水公園 晴