シソ科クサギ属。 落葉小高木。 日あたりのよい原野などによく見られる。 葉に悪臭があることからこの名がある。 白色の花を数多く咲かせます。 別名:シュウゴドウ(臭梧桐)。 両性花ですが、自家受粉をしない構造になっているので、アゲハチョウなどが蜜を吸うことによって受粉の手伝いをしています。 原産地:日本全国のほか朝鮮、中国に分布しています。 秋になると青紫色の光沢のある実がなり、実の周りには赤いガクが付くことも特徴の一つです。 色鮮やかな実は鳥が見つけやすいためだと考えられていて、ヤマガラやムクドリの鳥がクサギの実を食べてフンを落とすことで、別の場所に種が撒かれていきます。 クサギの葉や根は、古くから薬用に使われ、リュウマチや下痢などに効果がある植物です。 炒め物や天ぷら、みそ汁の具など食用になるほか、実は藍色の染料が作れます。 10月26日の誕生花。 花言葉:「運命」、「治療」。
写真 クサギ(臭木) 9月18日・清水公園 晴
写真 クサギ(臭木) 9月18日・清水公園 晴