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ジンチョウゲ科ミツマタ属。 落葉低木。 皮は和紙や紙幣の原料として用いられる。ミツマタはその枝が必ず三叉、すなわち三つに分かれる持ち前があるために「ミツマタ」と名付けられました。三枝, 三叉とも書く、 中国語では「結香」(シエシアン)と称している。樹高1~3m。 和紙の原料として重要である。 ミツマタが和紙の原料として登場するのは、16世紀(戦国時代)になってからであるとするのが一般的である。 しかし、「万葉集」にも度々登場するよく知られたミツマタが、和紙の原料として使われなかったはずがないという説がある。 平安時代の貴族たちに詠草(えいそう)料紙として愛用された斐紙(雁皮紙、美紙ともいう)の原料である雁皮も、ミツマタと同じジンチョウゲ科に属する。 古い時代には、植物の明確な識別が曖昧で混同することも多かったために、雁皮紙だけだなく、ミツマタを原料とした紙も斐紙(ひし)と総称されて、近世まで文献に紙の原料としてのミツマタという名前がなかった。 後に植物の知識も増え、製紙技術の高度化によりガンピとミツマタを識別するようになったとも考えられる。 原産地:中国南部、ヒマラヤ地方。 日本へは江戸時代初期に渡来した。 開花期:3月∼4月。 三叉に分かれた枝の先に蜂の巣のように集合した小さい黄色の花を咲かせる。花は外側から咲き始める、色は黄色でオレンジ色もある。 2月15日、3月20日の誕生花。 花言葉:「強靭」、「肉親の絆」。 本件ブログは2月8日、一部開花した写真を紹介しましたが、現在満開の美しい花が見られ、再度紹介いたします。
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ミツマタ(三叉)3月3日浅川土手(前回と同じ場所)
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