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ユリ科ナルコユリ(アマドコロ)属。 多年草、山では林の中などナルコユリが生えているのを見ることがあります。 春の頃白い筒状の花が下向きに並んで付きます。 ナルコユリの名の鳴子とは、今では見ることが出来ませんが、田畑を荒らす鳥などを追い払うために、板に細い竹筒を並べてかけたもの(鳴子)で、遠くからひもを引き音を立てる道具です。ナルコユリの花が並んで垂れるように咲くところに鳴子に譬えた名前です。 オオナルコユリは山菜としての人気が高く、春に出る新芽を茹でて水に晒し、おしたしや汁の実として使います。根茎も同様にして食べられます。 よく水に晒して食べないとえぐ味が残ることがあります。花がよく似た「ホウチャクソウ」は有毒なので要注意です。 原産地:日本固有種。 北海道から九州の山林や草原に生える。 地下茎が横に這い節間は短い。 茎は高さ50~130㎝。 薬効:リュウマチ、風疹、薬用酒など。 開花期:5月~6月。 6枚の葉腋から出た細い花柄の先に6枚の花被片が合着した筒状の花を3~8個程つける。 果実は藍黒色で丸い。 大鳴子百合。 別名:オオバオウセイ、ヤマナルコユリ、オニナルコユリ。
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オオナルコユリ(4月16日自宅)
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