精神 [DVD] | |
ドキュメンタリー映画 | |
紀伊國屋書店 |
『精神』というDVDを見た。
「地域で共に暮らす」というキャッチフレーズを掲げているが、
地域で暮らすというのは、俺自身、当事者として、そんな簡単な事ではない。
そんな中、
何とか地域で暮らそうとしている方達の姿が映し出されている。
地域で暮らすためには、
○ 心理的
○ 経済的
この二つが整っていなければ、難しいと俺は、考えている。
二つが整って、ようやく、「自立」した生活が出来ると俺は考えている。
そこで、
病気になった人という視点ではなく
人間だけれども、たまたま病気になった人間という視点が必要だと感じる。
病気を捉えてみれば、
俺も、ただのキチガイである。
しかし、
たまたま病気になった人間と捉えれば、
病気が、その人間の一部になり、さほどの違和感はなくなる。
そういう視点が、いいと俺は思っている。
それには、
社会に住んでいる人の意識を変える必要がある。
意識を変えるためには、膨大な時間が掛かる。
その意識を変えるのを、
俺を含め当事者自身が変えた方が、より早い。
そういう意味で、
○ 何のために生きているのか?
○ 病気を受け入れて、社会で何が出来るのか?
これを、考え行動して欲しいと願っている。
その為には、前に記事にした
『居場所』があるからこそ、俺が俺自身に問い、見つめる事が出来る。
居場所=家族
家族がいるから、こそ、考え行動出来るのだと思います。
うちも、何度も家庭崩壊に危機がありました。
なんとか、それを家族で乗り越えてきました。
ですから、
精神の病気になってしまった方に、家庭崩壊だけは、しないよう願うばかりです。
このDVDは、
見る方によって、様々な見識を持たせてくれると思います。
また、
俺自身、これからは、二本足で立って歩くのではなく、這いつくばって生きて
いきたい。
家族の協力を得ながら、どのようにして社会に出ていけるのか。
それを挑み続ける覚悟です。